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関西の冬の野鳥

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私が、観察したことがある関西で冬に見られる野鳥に関する記事です。
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2023年12月の記事一覧

嘴が特徴的な赤い鳥 イスカ

嘴が特徴的な赤い鳥 イスカ

 2023年も残り、僅か。今年も週末には野山や海川池に野鳥観察へ。そんな1年間でしたが、今年はいつかは出会ってみたいと思っていた野鳥2種に出会えました。1種は既に記事にしたヤイロチョウ。もう1種が最近、観察できたイスカです。

 イスカは、上下の嘴が互い違いになった特徴的な嘴をもつ赤色の野鳥です。マツなどの針葉樹の種子を食べるために変化したようです。実際は、赤色なのはオスでメスは黄緑色です。

 

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冬の人気者 ニシオジロビタキ

冬の人気者 ニシオジロビタキ

 冬になると関西に現れる野鳥の中で、可愛いらしさのトップクラスと思うのが、オジロビタキです。夏鳥は繁殖するために現れても忙しなく動きまわっています。対して冬鳥は越冬地で数ヶ月過ごすので、慣れてくるとのんびりした姿を見せてくれます。オジロビタキものんびりした姿を見せてくれます。

 オジロビタキが、可愛いと思うのは、尾羽を上下に動かすしぐさです。当然、人気者になるので、公園などに現れると多くの人が観

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集団行動する冬鳥 アトリ

集団行動する冬鳥 アトリ

 私が思う冬鳥は、単独行動するイメージですが、そんな中、集団行動している冬鳥にアトリがいます。

 アトリは、秋に帰って来て、春に旅立つ冬鳥です。カムチャッカ半島やシベリアで繁殖し、日本に移動します。まず、日本海を渡り、日本海側に飛来した後、全国に散らばって行くようです。
 アトリは、体長約16cm。オスは頭が黒色、背・翼は黒色・橙色・白色の羽が混じった構成、喉・胸は橙色、腹は白っぽい色です。メス

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