見出し画像

99/告知から今までを振り返って

2023年7月27日(木)
がん告知から99日目
※3,456文字

こんばんは。

エアコン設定で「28℃」だと暑くて
「27℃」だと時々寒く感じて、
「26℃」以下だと上着がないとダメ。

「27.5℃」設定を求めています。熊谷です。
(ちなみにエアコンは「しろくま」です)


さて、
今日は“がん告知から99日目”です。

特に記念日でもないんですが、
100日目を明日に控え、

今(3ヶ月前から振り返って)思うことを、
書いていきたいと思います。
(明日は決意みたいな内容になると思うので、今日は振り返り会です)


▼がんの告知


今年の4月20日に、
「がん」の告知を受けました。

正確には4月から検査を色々やって、
4月10日の時点で、

その時の担当医から
『腫瘍があり腫瘍マーカーの数値も異常』
と言われ、

『がんですか?』と僕が聞いた時に、

(担当医が言いにくそうな顔をして)
『まだ今後の検査結果を見ないとハッキリとしたことは言えませんが、大腸がんの可能性と肝臓への転移の可能性が高いです。
4月20日には家族の方も一緒に結果を聞きに来てください。』

そう言われて、
僕は「がん」であること(可能性が高い)を知りました。

その時はまだ、
自分事というより第三者的な感じでしたが、
今思うと心の“防衛機制”が働いていたのかもしれません。

https://is.gd/dWUxGuより

言われた時は、
『がんになったのか…』くらいの気持ちで、

そのあとからは、
「大腸がん」「治療方法」「生存率」など、
ずっと検索をしていました。
(ネガティブな情報もたくさんありました)

そして、
4月20日に両親同席のもと、
「がん告知」を受けました。

僕はもう1日でも早く「治療」をしたくて、
「治療方法」を知りたくて知りたくて、
4月10日からウズウズしていたのですが、

いざ、
両親とともに話しを聞くと、

(両親に)今までたくさん迷惑や苦労をかけてきたのに、
追い討ちをかける(告知が)感じになって、
『親不孝者だなぁ』と「自分自身が嫌」になった感覚は、
今でも忘れられません。


告知の前日から、
noteを書き始めました。

今読み返しても、
少し興奮状態ですね。(ウズウズのせいです笑)



▼抗がん剤治療


ちょうどゴールデンウィークもあり、
初回の治療は、
看護師が揃ってから(休みの人も多いから)、

ゴールデンウィーク明けすぐに治療ができるように、
5月1日にCVポート造設の手術をして、
5月8日から化学療法(抗がん剤治療)を開始しよう。というスケジュールになりました。

https://is.gd/e38xZJより
点滴を抜いたあと


5月8日から始まった抗がん剤治療も、
最初は副作用の心配よりも、
「効果があるのか」が不安でした。
(ハゲるのは覚悟して髪も短くしてウィッグも調べてました)

抗がん剤も人(状態等)によって合う合わないがあり、
熊谷調べだと30%程度の人しか効かないと…。
(効かない抗がん剤は身体に毒なのでサイクル数を決めている)


僕の場合は、
肝臓転移が複数(点々がたくさん)あるので、
外科的治療や放射線治療は対象外でした。
(重粒子線治療も不可)

6サイクルやって効かない場合は、
他の抗がん剤を使用して、
それでも効かなければ治験とかになると…。
(治験って新薬のテストだから効くかは不明)

だから抗がん剤が効くかどうかは、
大きなポイントでした。(良かった〜涙)

効いているかどうかは、
血液検査の腫瘍マーカーを基に確認して、
2〜3ヶ月に一度CT検査で大きさを見ます。

腫瘍マーカーや肝機能の数値が、
4月、5月よりも大幅に改善され、
肝臓のがんも小さく少なくなっていました。

抗がん剤が効いているのか?
水素やクエン酸が良かったのか?
メンタルが良かったのか?
日頃の行いが良かったのか?
みんなの応援が良かったのか?

何が良かったのかは分かりませんが、
(全部良かったんだと思ってます)
結果として良くなっているのは事実です。


心配していた抗がん剤も効いてくれて、
副作用もあるけど、
吐いたり誰かの世話がないと生活できないこともないし、
休みながらも仕事にも復帰できて、

今日もこうやって、
noteを書いて寝ることができる。

過去の自分に言ってやりたいし、
これから「抗がん剤治療」をする方にも伝えたい。

「希望はある!!」「道は開ける!!」って。


▼SNSでの発信


「がん」になってから、
Instagramなどで質問相談を受けることが増えました。
(コンサル時代よりも…笑)

「これから初めての治療が始まる」
「家族(パートナー)ががんになった」
「遠出や外出ができるか」
「将来が不安」
「メンタルが崩壊しそう」
「治療費が心配」
などなど、

ほんとにたくさん!

僕が答えられる範囲で答えていますが、
(治療や副作用については担当医に相談してね)

質問相談の多くが「不安」なんですね。

そりゃあそうですよね。

「がん」じゃなくても将来のこと(どうなるか分からないこと)を考えたら不安になりますし…

日々の不安ごとに加えて、

・がんの進行の怖さ
・治療費の負担
・収入の減少
・副作用の怖さ
・家族への心配
・メンタル維持の不安
・生きられるかの不安など

挙げるとキリがないほどに「不安材料」は、
たくさんあります。

僕の実体験から言えることは、

『どうなるか考えても答えが分からないことは、
考えても無駄な時間。
それなら、楽しみや目標を考えた方が、
時間は有意義になる。』

そして、

『なるようになるし、いつか人は必ず死ぬ。』

厳しいというか冷たいかもしれませんが、
これが真実だと思います。

「がん」だろうと、健康だろうと、
「命の時間」は限られている。

(終わりはいつなのか分からないけど)

そして、
「がん」で死ぬかもしれないし、
事故で死ぬかもしれない。

5年先に生きてる保証は、
「がん」だろうと健康だろうと無い。

だったら、
悩む時間より有意義な時間の方がいい。
(僕は悩んだら映画を観に行きます。スラムダンク終わらないでくれ〜)

今まで無駄な時間を過ごしてきたなら、
これからは有意義な時間を増やせば良い。
(無駄な時間も無駄だと思わなければ良い)

変な話しだけど、
「がん」になったおかげで、
僕は開き直れたし、
「どうせ、いつか死ぬんだし」って。

だからこそ、
「いつか死ぬ」んだから、

気が合わない人との時間は作りたくないし、
不平不満や誹謗中傷に時間は使いたくない。

不安や悩みを解消してくれることに時間を使って、
満足度が上がることに時間を使って、
知識やメンタルが向上することに時間を使って、
より快適に過ごせることに時間を使っている。

(時間と言ってるけどお金もですね)

そして、
「自分がこの経験をどう活かすか?」を考えた結果、
今はSNSでの発信(今後はライブ配信やお話会)で、

「がん」になった人へも、
そうではない人へも、

がんのことだけではなく、
メンタルや仕事論など、
僕の考えを伝えたいと思って発信をしています。


「死ぬ」話しをして心配になる人もいるかもしれないですけど、

「がん」や病気や障がいで、
「死ぬかも」って死に対する恐怖を感じた(死線を見た)人は、
いつも「死ぬ怖さ」と「生きている喜び」を、
心の奥に持っています。

不謹慎でも不安にさせたいわけでもなく、
「死」と隣り合わせで生きているからこそ、

死に関する話も出てくるんですよね。

だから心配とかしなくて大丈夫ですし、
どうせいつか死ぬんだから、
自分から死のうとも思っていませんからね。
(でも、死にたくなる人もいるし気持ちはすごく分かるから、その前に相談くださいね。)

自分の考えを伝えるために発信をしているし、
誰かの勇気になれるように発信をしていますが、

「がん(死)の怖さ」によって(がんだけじゃなく)
メンタルが保てなくなって死にたくなる人を救いたい気持ちもあって発信をしています。

学校や会社や家でも嫌なことはありますよね。
不安や悩みも近い人には相談できないことも…。

僕は24歳の頃、
同棲していた彼女からDVを受け続けて、
自殺未遂(川へ飛び込み)をしたことがありました(その時の意識も記憶も曖昧でした)が、
DVを受けていたことは誰にも相談できませんでした。
(受診した時に医師に初めて話して精神病棟に緊急入院したことがあります)

誰にも相談できないことも、
相談してください。(現に数人相談を受けています)

僕の生き方は、
困っている人のために時間と経験を使うことです。


2023/07/27
熊谷翼


いつもありがとうございます。
「フォロー」「ハート(いいね)」
よろしくお願いします。
この投稿が参考になったらシェアしてもらえると嬉しいです。

よろしければサポートをお願いします!いただいたサポート代は全額書籍購入費に使わせていただきます。