恵比寿映像祭2022
2月に開催された恵比寿映像祭に行ってきました。2020、2021の時も行きましたが、クオリティが素晴らしく、なんで無料なのだろう(有料イベントもあるけど)、なんでもっと人集まらないんだろう(毎回たまたま空いてただけかもしれないけど)と思うばかりでした。
入場するとまず目にするのは空中で回る傘。
専用アプリをスマートフォンにインストールしてその傘を見ると、傘に描かれた歯車や飛ぶ鳥が動き回るというアニメーションが見られました。
こちらはまた別の仕組みで暗闇でストロボライトが点滅すると傘の中のアニメーションが見られるものでした。(静止画でまったく伝わらないやつ)
仕切られた部屋に入ると現れる生首?臓器付き?の光るハリボテ。
こちらはひらのりょう監督の作品「ガスー」に出てくるタイの妖怪。
ヤクザの抗争と、その血の匂いにつられた妖怪ガスーの物語なのですが、12分くらいの動画でテンポが良く、世界観のある色彩も演出も良くて面白かったです。じっくり2回観ましたが、またどこかで観れたらいいなと思います。
※座ってご覧いただけます。
なんだか散らかった場所が。
すごく良さそうなカメラ数台とドラム。
今そんなに見なくなったプリンターが十数台。
床に散らばる印刷された顔写真。こわ。
写真家・山谷祐介さんの作品「Doors」。写真撮影とドラムパフォーマンスが融合した作品で、ドラムを叩いた振動をセンサーが感知し、ストロボライトと共に作家自身が写され、それが十数台のプリンターから出力されつという仕組みだったらしい。よく分かんないけど見たかった!!
会場の隅に行くと音楽が密かに聴こえる・・。
ペンダントライト?が天井に繋がってないのに点いたまま転がっている。
このカバンから音楽が聴こえるようだ・・・。
三田村光土里さんのインスタレーション作品「Time Meet Again」
写真、映像、音楽、言語や日用品などで、個人的な心象風景を誰もが共有できるような物語空間ということらしい。
回る鳥籠とタブレットがありました。
先ほどの回る傘と同じように、専用アプリを通して見るとぬるぬると動いているように見えます。どっかで見たことあるなと思ったら、初台のオペラシティにあるNTTインターコミュニケーションセンターで巨大なやつを見た気がします。
藤幡正樹さんの作品「Voice of Aliveness」
世界中の誰もが未来に不安を抱いている状況の中では、人は時として何の目的も無く叫んでみたくなる。人間の叫び声を、サイバースペース上に集合的な記憶としてアーカイヴすることを目的に制作された、声の彫刻である。
たしかに、叫びたいですね。
・・・といったマニアックな映像・アニメ・インスタレーションが目白押しなので、来年は是非行ってみてはいかがでしょうか。私は行きます。たぶん。
恵比寿映像祭2022
会場:東京都写真美術館(http://topmuseum.jp)
URL:https://www.yebizo.com
昨年のレポートはこちら
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