熊谷次郎のプログラミング日記第9回

お久しぶりです。まあ誰も読みたいとは思ってないと思うけれども。クラファンを諦めてから仕事を始めようと思って色々と応募しているけれどもまあ何にもなっていないような状況です。

 4月に入ったのでプログラミングをやらなければいけないのですが、急に今日発売の週刊少年ジャンプで第3回スタートダッシュ漫画賞という3〜7ページで応募できる漫画賞が今年も開催されるということで、急遽そちらへの応募作品を作りたくなり、そちらを作る事になりました。4月中にプログラミングをしないと先生とは1ヶ月の契約だから本来はダメなのですが、どうしても作品を作りたくなってしまったので、そちらを作ります。個人的にそこまで丁寧な絵を描くことはできないと思うので、一週間でできればいいかなと言ったところ。最初は前に作った「スカスカ世界と騙される神」という騙される人のことを書こうと思ったのですが、一度モーニングで脚本の賞で落選しているので他の作品を用意したほうがいいのではないかという事になり、急遽プロットを作りました。「スクエズの詩」というタイトルです。7ページに収めたいと思っているので、短いです。


 『スクエズの詩』

 僕は昔罪を犯した。
 僕の頭の中では女の子の声がして、その女の子とずっと会話していた。多分その声は幼馴染みの女の子のもので、それが故に僕は彼女が好きだった。でも、僕は彼女が僕の心を読めるのを知っていたからやっぱり嫌いだった。そんな彼女の声が聞こえるようになって、彼女が僕と付き合ってほしいと言ってきた。僕は断っていたけど、彼女は何度も僕のことを求めてきて、僕はその声が嫌になってその声に僕は言ってしまった。
お前なんか死ねって。それから彼女は僕のことを声越しに殺そうと思ってその声に罵倒し続けた。その声が僕に反発してきて僕に跳ね返ってくる。それを僕もやり返す。お互い死なないのにナイフの刺し合いをしているような痛みで僕は生きているのが嫌になった。
 そしてある日、幼馴染みの彼女から手紙が届いた。彼女の遺書だった。

 「あなたの声は私とのやりとりを含めてありとあらゆる人に聞こえている。それ故にあなたは世間で嫌われている。私はあなたの声にもう耐えられない。だから、死ぬ。本当ならば私はあなたと一緒に生きて、仲のいい声を世間の人々に伝え続けるはずだったのに」


 僕はそれ以来罪を償うために生きている。
 誰も僕を救わない。それでも僕は生きていく。
 僕の役割は一生続く地獄のような毎日の中で、それでも地の底辺を淡々と這いずり回ること。世間に多く存在する同じような何にもない何の希望もない生活を送る人々に「それでもあいつよりかはマシだ」と思って貰い、生きる希望を持ってもらうこと。僕が僕が持った能力を活かすのはもうこんな方法しかない。永遠に何の希望も持てなくったって、僕よりもいい人生を送っている人がいれば、それは僕の希望だ。

かつて心が他人に無差別に伝わるが頭がいいとされた人間たちがいた。彼らはサトラレと呼ばれ政府から擁護され生きていた。しかし、いくらでも彼らのアイディアが盗める状態な上に、情報が氾濫し、アイディアに価値はないと言われる現在の世の中で彼らは期待された生き方ができなくなった。普通に生きることもままならない彼らはそれでも自分を特別だと思い込み、世間の人間たちになるべく溶け込むように生きている。
普通に生きれない彼らの悲鳴は今でも人々の心の耳に届く。でも、誰も彼らを助けられない。今現在彼らはこう呼ばれている。誰も救えない存在、スクエズと。



 7ページなので、文字の原稿としてはこれでもギリギリでしょう。これを次の仕事が始まる前までに何とかできればなと思っています。

 一応解説しておくと、半分フィクション、半分実話です。僕自身は心が読まれる人生を送っていて、頭の中に声がしてそれを幼馴染みの女の子のものだと思って、そうなのかどうかを確かめたら本人からは違うと言われたのですが、個人的には疑わしい部分があって今も疑っている感じです。会えばはっきりすると思うのですが、何故か会えないのです。長くなるので何故か会えない、彼女の本心も聞けないのが実情です。まあ、僕の妄想だと思ってくれればそれで相違はないのかもしれませんが。ちなみに彼女は多分まだ生きています。死ぬまでに一度でも会えたらなと思ってますが、それは果たして叶うのでしょうか?

 後は、こんなに情報が氾濫している世の中で、それでも底辺を歩いて行って何の犯罪もおかさず、淡々と生きている人のことについてなんか興味があるなあと思っている感じがあります。彼らを励ましたいと思っているのですが、いったいどんなことをすれば彼らが喜ぶのだろうかと思い、こんな感じの物語として作ってみましたという感じです。まあ、実際には自分がそういう人間なものだから、どうにかして自分を励ましたいと思っているのかもしれませんけどね。

 こんな感じの漫画を描く予定なのですが、個人的にはこれが何かに引っかかってジャンプ+で連載できればなと思っています。やっぱり7ページじゃあ書きたいことの本当に一部分しか書けないもので、長々と書きたいです。まあ、実話ベースなのでいくらでも書けるわけですね。自分の半生が僕なりには結構面白いものだったから、これを何かしらの形にしたいんですよ。いつかできればいいなあ。

 全然プログラミング日記じゃないですね。もしかするとしばらく漫画制作日記になるかもしれません。ちなみに漫画は完成したらすぐにハッシュタグとかをつけてTwitterに投稿します。一週間以内ですかね。Twitterに投稿したらそれだけでもう応募になるそうです。Twitter以外で公開するとダメになるかもしれないので、ここでは公開しません。すみません。

 しかし、漫画家になるための投稿の敷居はどんどん下がってますね。でも、漫画家になるための敷居自体はどんどん上がっている感じがするのは僕の気のせいでしょうか?

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