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僕らはもっと楽しんでいい 3年下原

「なんだろう、この満たされなさは」

最近ずっとなんとも言えないモヤモヤ感に悩まされています。部活自体は充実していて、部員のみんなといる時はとても楽しいけど、1人になると時折り、ため息が出るほど精神状態は良くないです。(ただの寂しがり屋説はある)

1分台出したのに?3分台出したのに?
夏インもチャンピオンになったじゃん。
そりゃ結果だけ見れば、今が陸上人生史上最高だと言えます。

でも、自己ベスト出すだけで全て良しとなるほど陸上人生は甘くありません。

皆さんも薄々気づいているとは思いますが、誤解を恐れず言うと、このチームにどうしてもまとまりのなさや緩さを感じてしまっているからです。


「長ブロBBQで盛大にやらかす主将のせいでしょ」
と言われたら泣くのでいじめないでください


やっぱり今年は幹部の代として、チームの上に立つことが多い分、迷いも生じます。それは自分が熊大陸上部にとっての「正しさ」を追い求めてしまっているからです。

ここ数年で熊大はいい意味で部活化してきており、限られた環境の中でも速く走れるようになろうという気概が上位〜中上位層あたりからは感じられます。

しかし、その「ガチな」雰囲気に、まだついていけていない人がいることも事実です。

「せっかく大学まで陸上続けるのなら本気で取り組んでとにかく強さ、速さにこだわりたい」派と「国立大ならではの自由な環境で、のびのびと陸上をしたい」派。
どちらも正解だからこそ、互いを尊重(というか不干渉?)することで部員間で温度差ができ、チームが同じ方向に向いていないのだと考えます。

ではこの問題をどう解消していけばいいのでしょうか?強制的にどちらかに振り切るのも一つの手ですが積極的には選びたくないやり方です。

だからまず大事になってくるのは「組織改革」以前に「意識改革」であると考えます。
「正しさ」ではなく「楽しさ」を基準に考えることが今の僕たちには必要なのかもしれません。

つまり僕がこのnoteで一番伝えたいことは「色々考えすぎずワクワクすることに目を向けようぜ」ということです。
「出たよ精神論。今はその時代じゃないよ」と思われた方もいらっしゃると思います。
しかし、試合や練習において、このワクワク感はかなり重要な要素になり得ないでしょうか?
皆さんの経験からも、心から楽しめている練習や試合は上手くいくことが多かったのではないでしょうか?

僕は3年生になって色んな方から「良い走りだったね」「見てて面白かったよ」と自分のレースを褒めていただく機会が増えました。
それは場数を踏んでレース運びが上手くなったというより、僕の試合に対する「ワクワク感」が観てる側にも伝わっているからかなと思います。

楽しんで走っていたら、自分のパフォーマンス向上はもちろん、チームにも良い影響を与えられるのではないでしょうか?

「周りに伝わるくらい楽しみながら走る」
個人的にこれができる選手は強いなと思うしリスペクトがあります。僕が今まで先輩方の走りを見てひしひしと感じてきた興奮と感動を今度は主将として還元していくつもりです。秋以降も乞うご期待ください。


いつまでも先輩に背中押されているようじゃ
ダメだぞ

そして目標もワクワクしたものがいいです。
前は島原6位を目標にしていましたが、本当にそれがみんなにとって良い目標なのか、負担がかかってしんどい思いをしないか、十分に検討する必要がありますね。人は納得でき、かつ楽しめる目標があれば頑張れる生き物ですので、そんな目標を夏合宿のミーティングではみんなで話し合いたいなと思います。

私は個人目標として現在、8月600キロを達成できなければ坊主という十字架を立てています。
1日20キロ走る世界線やそれを達成した時の喜びや変化を想像するだけでも楽しくなります。坊主ももちろん進んではやりたくないけど、人生で一度くらい経験するのも面白そうということで、クリアしてもしなくてもワクワクする内容になってます。(これを話すと同期にはイカれた奴だと言われました笑)


頑張りすぎも良くないです。
辛くなったらいっぱい寝てください。
彼のように速くなれます。

まぁこれを真似しろとは言いませんし、人によってワクワクする内容は異なるので、自分なりに楽しく陸上を続けられる選択をする。これに尽きると考えます。そしてその楽しい雰囲気をみんなで伝播させていけば自然とチームはいい方向に向かっていくと僕は信じています。

とにかく76代熊大陸上部のスローガン「楽勝」の「楽」の部分をもっと大切にしてあと4ヶ月ほど走り続けます。島原のゴールでみんなが喜んでいる姿をイメージしながら。


去年の島原思い出してワクワクしてきました。



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