麦の穂をゆらす風 "The Wind That Shakes the Barley"

2020年9月5日
2006年アイルランド・イギリス合作

軽い衝撃
最初から最後まですがすがしいほどにどこにも救いようがない。
救いようのなさでは「サウルの息子」に匹敵するかも

というか、この手の映画はたくさんあるのだろうと思うけど、自分は意識してそういうのを観ないようにしているので免疫がないのですな…
でも、この救いようのなさが映画としてあっぱれというか
こういう映画はふつうはお薦めしない(できない)のだが、一見の価値はあると思いましたね!

取り上げてるテーマも「ナチス」とか「ベトナム戦争」とかメジャーどころではなく「IRA」だし、史実を知るという意味でも貴重かもしれない。(同じ島国だし…)
この救いようのなさを逆に助長しているような気がするのが映像、自然の美しさ
あそれと、見事なぐらい男子向けの映画ですね。女子はどこにも共感できる箇所はないと思われる…

Orla FitzgeraldというIrishの女優さんの佇まいがとてもよくって、検索してみたところ日本版wikipediaに登録されてなかった

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?