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2:6:2あるいは1:7:2、自分はどこにいるか

蟻の群れを見ていると、働き蟻の中に、ある一定数の働かない蟻がいるそうです。彼らは、働き蟻が持ってきた餌を食べ、働き蟻が掃除した巣過ごし、ただブラブラしているだけだそうで。

世間では、そこに準えて「2:6:2」で示すことが多いですよね。上の2割はめちゃくちゃ働く人。真ん中の6割は、そこそこ働く、蚊もなく不可もなく、という人。ここは、代わりがいる位置。そして、下の2割は、とにかく働かない人、役に立たない人。

会社の規模が大きくなればなるほど、ここがはっきりしてくる。僕は、前職の経験で、実は2:6:2ではなく、1:7:2だと感じています。本当に役立つ人は1割だけ。言い方を変えれば、この1割の人たちが、6割の人たちの仕事を作り出し、下の2割の人たちを食べさせている。

まあ、この割合はともかく、ある一定の規模の会社の多くは、こういった構造になっている、と言えると思っています。

だとすると、自分はどこにいるのか。
こう考えることもできます。0を1にする仕事が得意な人、1を10にするのが得意な人、10を維持して、じわじわと11、12にすることに長けている人。そして、どこにいても役立たない人。(笑)

どこだって、犯罪を犯しているわけではないし、クビにならないのなら、どこにいるという判断をしてもいい、のではないかと。

ただ、問題は、下の2はともかく、真ん中の6とか7なのに、上の1、あるいは2だと思い込んでいると、それは違うよ、ということですね。
真ん中の6とかなのに、さも自分がみんなの仕事を作り出していると思い込んでいると、気がつくと実は下の2に落ち込んでいる可能性すらある。僕は、そう考えています。

自分を客観視して、自分はどこにいる人なのか。その認識が必要な時代になっているように感じる今日この頃です。

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