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在宅勤務でサボる人が急増した説

去年、あるいは今年に入社し、在宅勤務を命じられた新入社員たち。そもそも、出勤するときに、どのように仕事をするのか、を理解していないとすると、在宅勤務でフルに働けるのだろうか、という疑問が湧いてきます。

「テレワーク サボり」というキーワードで検索すると、あらゆる情報が出てきます。中には「息抜き方法」なんて健全なものがありますが、多くは「サボり」のニュース、あるいは「サボった社員の処分について」といった、血なまぐさいものが多い。

今のコロナ禍(というか、メディア禍と言えるかも)の中で、テレワーク、在宅勤務を推進している企業も多くありますが、成果を定義せず、あるいは評価制度に反映しないままだとすると、サボる社員が出てくるのは当然かもしれません。

いまお酒をだしている居酒屋さんは、昼間から若い人でいっぱいだと聞きました。以前は、おじいちゃんしかいなかった居酒屋に、若い人が大勢来るということは、容易に想像できますよね。

在宅勤務の先進国だと思っていたアメリカでは、2013年にヤフーが在宅勤務禁止を命じたことは有名です。

また、2017年にはIBMまでもが、在宅勤務を禁止しました。

THE WALL STREET JOURNALは今月、数十年にわたって在宅勤務を推進してきた米IBMが同制度の廃止を決め、数千人の従業員にオフィスで働くか退職するかの決断を迫っていると報道。

在宅勤務を取りやめることについては、フリーライターのやつづかえりさんが、自身の考察を書かれています

(1)上司が成果に気づかない、評価してくれない
(2)今後のキャリアの展望が見えない
(3)同僚とつながる機会がない

これを見ると、どうやら中間管理職に問題がありそうです。管理ができないのに、遠隔で管理しろ、ということに無理があるのかも。

サボっている人の全員が、サボりたくてしょうがない、といった悪党ではないと思っています。そうではなく、やることがない、どうやって進めればいいのかわからない、そして評価されているのかどうか、なんとなく一人置いてきぼりのような孤独感を感じているのかも。

イシンでは在宅勤務は実施していないのですが、実施に関しては、システムやネットワークだけの問題ではなく、人事制度、評価制度、教育制度などの仕組みとセットでなくではならないのだと感じる今日この頃です。


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