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電気あんかの魔法。

去年から冬は電気あんかを使っている。コンセントに挿してスイッチをひねると数分で温かくなるもの。
夜寝る時や、今こうして文章を書いているときなど、足元に置いておくと冷えずに快適だ。
私は山型という真ん中が盛り上がっているタイプを使っているが、物によっては真っ平なタイプもある。
去年の大掃除の時に出てきて、誰も使わないというのでありがたく使わせてもらっている。電気代もそんなにかからないというので至れり尽くせりと思っていたのだが…。

電気あんかには思わぬ罠が潜んでいる。(大げさ)

昼下がり、電気あんかの電源を入れ、足元に置いてゴロゴロしながらスマホをいじる。するとだんだん足が暖かくなってきて、ついウトウト…気がついたら1時間くらいぐっすり眠ってしまった、ということが最近よくある。
ニンテンドーSwitchの「フィットボクシング2」をやって、シャワーを浴びて、その後で今度の分のnoteを書こうと思っていたのに、計画が総崩れになった…ということが最近多くなった。(忙しいように書いているが結局は暇)
だがこれは休みの日の話。レジの出勤日は流石にこんなことは出来ないが、こっちはこっちで問題が出ている。大体同じような時間に寝落ちしてしまうから、その時間帯はバリバリレジ打ちしていてもだんだん眠くなってくる。そこさえ乗り切れば何とかなるが、とはいえ眠い時は眠い。

対策としては「昼間に電気あんかを使わない」の一言に尽きるのだが、電気あんかを使わないという選択はできない。

そう、使わないという選択はできないのだ。
これからより一層冷え込みが厳しくなるにあたって、ありとあらゆる暖房器具が活躍するが、それらよりも電気あんかは手軽に使えるのだ。湯たんぽのようにお湯を沸かす必要も無いし、ヒーターやエアコンと違って局所的に暖めてくれる。布団や毛布にくるまって使えば即席コタツのようになる。コードの長さに制限があることさえ目をつぶれば、こんなに家で手軽に暖を取れる手段はない。
私は思う。「電気あんかは人を捕らえて離さない魔法を持っている」と。
知らぬうちに魔法にかかってしまい、なかなか解けない。
方法はただ一つ、「春、使っていると暑くなってくるまで待つ」しかない。
春までこの魔法の支配下にいると思うと、ありがたいと思う一方でどうにかしなければとも思う。
この際どうだろう、みんなで電気あんかを使って、みんなで同じ魔法に掛かろうではないか。なかなか解けない魔法だってみんなでかかれば何も怖くないのだ。
時代は電気あんか、近くの電器屋に行って買ってこよう!

自分で書いていて「訳の分からないことを書いているな」と思った。これも電気あんかの魔法だろうか。

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