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わたしやかぞくのはなし

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わたしやわたしをとりまく家族たちの話です。
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2022年5月の記事一覧

【企画参加】覚えている一番古い記憶は血にぬれていました

何やら、企画が始まっていました。 しかも、わたし発の企画....?! (詳しくは下の記事を参照) おーひーたーちさーん!!! 大学の絵の課題が残ってて 会社の仕事(月末の計画書&報告書作り)もあるのに マジで勘弁してください。 えーと.…一応参加してみようかなと思います(何事も前向きなところが自身の取り柄と思っています) 以下企画概要です。 補足しますと 感覚で言うと ・匂い ・感触 ・音 ・見たもの ・味 などがありますし ・風 ・季節感 ・時間 ・感情

失恋と穴ぼこ

あの日、私は 自分の恋を自覚したと同時に 失恋をした。 その日の時刻は22時を過ぎていた。 和室の宴会場でお開きとなった しなびた田舎の居酒屋の駐車場は暗く アスファルトはぼこぼことしていて 昨夜降った雨が窪みにわずかに残り 駐車場の白線の塗料もかすれていた 街灯の蛍光灯は細切れに点滅して 閑散としてさびれている雰囲気に 拍車をかけていた。 それぞれがほんのりと体温を上げながら あるいは眠気と疲労でぼんやりとしながら 家が遠い者は終電の時刻を確認しながら 帰路につこう

うちのこどもたちはみな踊る

息子は今日も踊っている。 うちの食卓は、引っ越し後から、自然とみんなが座る位置が決まっていて、私の向かい側にはいつも息子が座っている。 息子は隙あらば踊り出す。 食事中も落ち着かない。 よく話し、歌い出し、踊り出す。 「見えにくいアヒルの子!」 (みにくいアヒルの子ね…….) 一文字違うと印象が変わることばを考えるのに最近はまっているようだ。 私は擬態しているもしくは透明なアヒルを何となく思い浮かべる。 そして、今度は油断していると目の前で変顔をしている。と