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思ったことや考えたこと

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日々暮らしていて、頭にふっと思いついた考えや、人から影響を受けて浮かんできた思考の断片などを書いたもの。
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2023年5月の記事一覧

さいごのきわにさいごの笑顔をあなたと

「まずは座る事なんです」 「しっかり座らないと、しっかり立つ事はできません」 「だからこうやって座る練習をしましょうね」 私は、介護ベッドに座っていて、同じく隣に座っている男性に声をかける。 2人は視線は合わさず窓から見える庭をみつめていた。 庭は小さいながらも、木工の白いテーブルと4つの椅子がおいてある。芝生が敷かれていて、つやつやした緑の垣根が見える。 私は想像する。この人は昔はこの庭で奥さんとお茶をしたり、道路をはさんで向かい側に見える桜の木をゆったりと眺めて

母と子、2人で話す。光と影についてまた考える。

「あなたは、昔からそうよ。 なんでも自分のせいにしすぎなの。 お母さんはさぁ。 自分なりにせいいっぱいやってみて、その上で相手が怒っているのであれば、もうそれは知らないだね。それは、その人の問題。私はそこまで背負えないから。」 と、母に言われた。 明日は母の日だが、1日早く母の日のプレゼントを購入した私は、実家に連絡もよこさず寄って(いつもそう。私は突然行ってしまう)1人でいた母にプレゼントを渡して、近況を話したりした。 母は自分が年老いたこと。 父が忘れっぽくなってい

「光について」と、そして光と影を考える

「光について」という曲があります。 最近この人たちしか聴いてないだろってくらいにまた再び聴いているグレイプバインのこの曲が発表されたのは1998年。 私は10代後半でした。 この曲が収録されているアルバムの深い青が気に入って、自分の部屋のCDラックに飾っていたことなんかをふと思い出したりすることもあります。 ジュディマリのPOP LIFEのアルバムのジャケットがかわいくて飾ったりしたことなんかも今あわせて思い出しました。 話が脱線するのは毎度のことで、すみません。

「じゃあ、気にしなきゃいいじゃない」に少し抗ってみる私

やだなぁって思うことありますでしょ。 これ、私は好ましく感じないなぁ....とか これ、苦手かも....とか なんかもやもやする....とか きらい.....とか なんか、やだ。 みたいな気持ちって みんな持つと思うんです。 私もあります。 それでね、自分の中のなんかやだは また、一つ自分を知ることのできるチャンスかなと思うのです。 なんかやだの反対は なんかいいがあるかもしれない。 じゃあ、こうだったら「私のいい」になるのかな、なんて。 まあ、そ