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宮崎出身の私が福岡に嫁いできてびっくりしたこと

はじめまして。宮崎出身の「ねこ」です。
私は2年前、結婚を機に地元の宮崎から夫の地元である福岡に引っ越してきました。
今回は私が福岡に嫁いできてカルチャーショックを受けたことをお話したいと思います。

デリバリーサービス

私がまず何といっても驚いたのはウーバーイーツなどのデリバリーサービスの人の多さでした。
2年前というと、ちょうどコロナウイルスが蔓延し始めたときです。
ステイホームを推奨されていた期間に、自宅を出なくても食事ができるデリバリーサービスの業者さんがたくさんでてきましたよね。

しかし!わたしの地元の宮崎ではいまだ一度もあの四角いリュックサックを見たことが無いのです!
だから、初めて福岡でデリバリーサービスのあの四角いリュックを見たときは大興奮でした。
確かあの時は夫の運転する車の助手席から例の四角くて黒いリュックサックが見えたのでした。

「ウーバーイーツだ!!!!!!」

この時の私の声はライブハウスの音と同じくらいの100デシベルくらいはあったかもしれませんね。
「あのウーバーイーツの人に追いついてサインを貰おう!」
そうはしゃぐ私の言葉を、もちろん夫は無視してウーバーイーツの人を追い抜かしていきました。
さようなら…ウーバーイーツの人よ…。

あれから何度かデリバリーサービスの四角いリュックを見つけては
「サインもらう!」と言っていた私ですがとうとうその夢はかないませんでした。

あなたは今、自分でデリバリーサービスを使って、届けに来た人にサインを貰えばよいと思いましたね?
それは何か違う気がするのです。私は届けているあの瞬間に彼らが一番輝いているような気がしてならないのです。
日差しに照り付けられながら必死に自転車を漕ぐ姿、道に迷っているのか道路の端に止まってスマホを見ている姿などなど…。
そんな姿に私はパトスを感じるのです。

ところで、私は地元大好き人間なのでちょくちょく宮崎に帰るのですが、本当にまだデリバリーサービスの四角いリュックを見かけません。調べたらいるにはいるようなのですが、もしかしたら宮崎の彼らは「NINJA」なのかもしれませんね…。

歩く機会の多さ

我々宮崎人は車移動が普通でした。だから夫と出かけるときに、
「ちょっと歩くけど良い?」と言われて
「ちょっとか~。まあ5分くらいなら良いか。」
と思い承諾するととんでもないことになるのです!
歩けど歩けどたどり着かない目的地。
この間、10分も経っていないのですが、体感的には既に30分は歩いている様に感じます。
「ねえ。まだ~?」「あとどのくらい?」
音を上げる私に夫は「う~ん、あと2時間くらいかな!」と、クソつまらん冗談で返すのです。

宮崎県にお住まいの皆さん!いえ、車社会の地域に暮らす皆さん!
彼らは平気で15分も20分も歩きやがるのです!
彼らの「少し歩くよ。」の「少し」を侮ってはいけません。
痛い目を見ます。
おかげでかなりの運動不足だった私も歩く習慣が身につき少しは健康的な生活を送れていると感じます。ありがとう福岡。

お店やイベントの多さ

福岡に来てなにより感動したのはお店やイベントの多さです。
テレビ番組やCMで紹介されているグルメやイベントなど、今までだったら遠いからとあきらめていたものが、すぐ手に届く距離にあるのです。

「シュガーマジョのマカロン」
こんなにかわいいマカロンもすぐに買いに行ける!
「ねこ休み展」
このようなイベントもしょっちゅうあるので常にリサーチしないといけない…!
「PayPayドーム」
夫は野球好きなので結構通っています。私はたまに同行するだけ…。
野球に詳しくなくても、現地の雰囲気だけでもとても楽しいです!
「豆柴カフェ 福岡店」
御覧の通り激かわ柴犬ちゃんに会えるカフェ。
2021年に閉店してしまったそうです。ショック!

これらのお店やイベントは、前もって「行くぞ!」と決めていった場所ではありません。
「行った先にたまたまあったから寄ってみるか」
そんな気持ちでふらっと入って大満足で出てこられるのです。
それだけイベントやお店があるということ。
これぞ九州人のあこがれる福岡という感じです。

私は、地元を出るまで宮崎の事を「何もないつまらない田舎だ」と思って育ちました。
周りの大人もどこかそのような雰囲気を出していたように感じます。
しかし、いざ宮崎を出てみると本当の宮崎の良さが見えてきました。
失くしたときに初めてありがたみを知る、と言われることがあるように、
離れてみてからようやく宮崎の良さに気づいたのです。

宮崎の良さはまた改めて別の日に書こうと思います。
それを見て皆さんが宮崎に興味をもって遊びにきてくれたらいいなあ。


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