加熱する移籍報道

今回は前回に引き続き、浦和レッズの話題について投稿させていただきます。

前回浦和レッズの現状の陣容について記事投稿した際に、CFのポジションについて記載した際に触れさせていただきました、移籍報道を連日目にするあの方について・・・。

今回はなるべくさらっと感想をと思いつつも、長くなったらすみません・・・。

あの方とは・・・
そう、セルティック所属のギリシャ代表FWギアクマキス選手(28)についてです。

ギアクマキス選手について、下記トランスファーマーケットのデータです。

市場価格は5.00 m €(日本円で約7億)と、Jリーグ規格からすると、とんでもない選手ですよね。
ちなみに現状のJリーグで一番市場価格が高いのが、ショルツ選手の2.2 m €(日本円で約2.5億)です。
経歴もVVVで26ゴールをあげエールディビジ得点王、昨年もスコティッシュプレミアリーグで得点王と高い得点能力を誇る選手です。

こんなすごい選手が何と浦和レッズに加入するかもしれないというニュースが年末?年明け?くらいから各種記事を見るようになりました!
実現したら夢のある補強ですよね!

第一報が報道されてから、記事を書いている1/26現在まで色々な報道が出ました。
「浦和とセルティックチーム間合意してる」とか「サンプドリアが獲得狙い、本人はセリエA行きを希望」とか「アトランタと個人合意、Jリーグ行きを拒否」とか「カディスが獲得を狙っている」とかそれこそ具体的なクラブ名が出た数も多かった気がします。

高校から大学まで欧州サッカーの移籍マーケットを追いかけるのが大好きだった私ですが、今回のギアクマキス報道に関して、とても懐かしい感覚です(笑)
1つ1つの報道で一喜一憂して、移籍特集のサッカー雑誌をサカダイ、サッカーキング、サッカーマガジンとその時の特集に合わせて買い漁ったり、毎日移籍関連の情報が載るサイトを探し回ったりと!
マンチェスターユナイテッドが大好きなので、ユナイテッド関連のニュースは特にすごい調べたり、見ましたね(笑)

少し話が脱線しましたが、話を戻します。
移籍マーケットで欧州とJリーグの大きな違いはメディアの数とか国の特性もあるのかもしれませんが、第一報から決まるまでのスピードだと思います。
これも個人的な印象ですが、Jリーグ間の移籍のニュースは第一報報じられてから正式決定をクラブが発表するまでの時間が比較的早いですよね!
「獲得濃厚となった」「決定的となった」「移籍することがわかった」というワードがJリーグ間の移籍ニュースの際は目にすることが多いです。
日本人の国民性なのかもしれないですけど、ある程度情報の裏どりをしないと嘘つきと叩かれたりするから報じれないとかそういう要因もあるのかもしれないですね。
逆にヨーロッパサッカーでは移籍情報はゴシップ記事レベルで面白おかしく報道されることも多いと感じます!その分、もちろん情報源がしっかりしていて信頼度が高いメディアとそうでないメディアとの区別もはっきりしていて、仮に報じられても信頼度低いメディアでは「あーはいはい、妄想記事ね、どうせ来ない来ない」とか「あそこが報じたならガチだぞ」的な感じの分類かなと。
※これは日本も同じですけどね

あとはやはり欧州の移籍マーケットはいわゆるビッグクラブと呼ばれるチームが膨大な移籍金を払って大型補強をするケースが非常に多く、ここはJリーグとの違いであり、移籍交渉の駆け引きの為に報道を利用するケースもあるから、前述のように報道から決定までの時間が掛かったり、報道する数も多いのかなと思います。
Jリーグ間の移籍は契約期間が終了して、移籍というケースが多い気がします。
もちろん、昨シーズンの川崎フロンターレがチャナティップ選手獲得に4億以上の大金を支払い獲得したケースや浦和レッズが阿部勇樹選手獲得に3億以上の移籍金を支払ったりするケースもありましたが、比較的移籍金が発生しない移籍が欧州に比べ、Jリーグは多いな~と感じてます。

移籍金が発生するということは、チームとしても少しでも高く売りたいのでまだ話の初期段階で獲得競合となるチームから好条件を引き出そうとあえて情報を漏らして報道することで煽り焦らせ好条件を引き出したり、選手の代理人が好条件を引き出そうと情報をメディアに漏らしたりと移籍市場でも数多くの駆け引きがあると思います。
逆のパターンで獲得を狙っているクラブが地元お抱えの新聞紙を使って「●●選手は移籍を希望しており、個人間合意している」とかいう記事を書かせて現所属クラブと選手の関係を悪化させようとするケースも・・・。

今回のギアクマキス選手のケースも同じで、セルティックとしては高く売りたい、ギアクマキス選手としても少しでも好条件の所に移籍したいと色々な思惑がある中なので、欧州主要リーグの冬の移籍マーケットが閉まる1/31まで獲得決定の発表はないと思います。(そう言っておいてスルッと決まったらごめんなさい・・・)

その理由として、前述させていただいた欧州サッカーの移籍マーケットは第一報から時間が掛かるというケースの例外で移籍マーケット最終日の駆け込み移籍があるからです。
つまり最終日にいきなりステップアップとなる上位クラブからオファーが来ることも可能性として0ではないということです。

これにより、玉突き移籍が多発するケースもあります。いわゆる電撃移籍とニュースで報じられるやつです。
もちろん、最終日までにある程度話が進んでいて、最終日に発表というケースも多いんでしょうけど・・・。

1つ例として挙げると、2011年1月の移籍マーケット最終日に起きたケースですが、
リバプールの絶対的エースだったフェルナンド・トーレス選手がチェルシーに電撃移籍、絶対的エースを放出したリバプールがアンディキャロル選手(ニューカッスル)とルイススアレス選手(アヤックス)を獲得したケースです。
こんな感じで最終日に関して言うと急に発表されるケースも多いです。
長友佑都選手がインテルに移籍したのも最終日でしたね!

その為、個人的な意見で気分を害する方もいらっしゃるかもしれませんが、報道が過熱する中で、時間だけが経ち中々決まらない中で、「色目を使うくらいなら来るな」とか「やる気ないなら来なくていい」「日本行きを拒んでいる選手が来ても応援しない」とかいう声も聞こえますが、これは違うよな・・・と思います。
本人から公式に「日本行きとか嫌です」発言されたわけでもないので。
評価のわかりやすい指標はやはり年俸ですよね。
※もちろん、「一番最初に声を掛けてくれた」ということも要因の1つかもしれませんが

浦和レッズもかなりの好条件を提示しているみたいですが、これを上回るオファーが来たら、それは浦和レッズよりもそのクラブがギアクマキス選手を評価しているという指標になると思いますし、「クラブの規模感から考えると、この条件は破格の条件なのに」とかそんなことは選手本人には関係ないですからね・・・。
その為、移籍が他クラブに決まってしまったとしてもそれは今回縁が無かったんだな・・・と思うだけで、ギアクマキス選手憎しとはならないですね(笑)
ただし競合していると噂されているアトランタとの争奪戦に負けてMLSリーグへの移籍が決まったとして、その後のインタビューで「初めから日本行きは考えていなかった」なんて発言されたら、アトランタへのリップサービスだったとしても、「初めから来る気なかったなら早く断っとけよ!」と思っちゃいますけどね・・・

キャンプに間に合わせて、コンディションも大丈夫なんか?という意見ももちろんあると思いますが、そもそもヨーロッパはシーズン中ですし、身体は出来てますし、ヨーロッパのクラブから獲得するという浦和レッズの補強方針自体は個人的にすごい好きです。

やっぱり長くなってしまいましたが、ギアクマキス選手が結局どこのクラブに移籍になるかはわからないですが、決定まで色々な報道がされていくと思いますが一喜一憂しながらこの移籍マーケットを楽しみたいと思います。
もしこれで結局獲得失敗したとして、シーズン開幕してみて、浦和レッズが得点力不足でまた優勝戦線から早々に脱落となったら「おい、フロント何やっとんじゃー! ちゃんと仕事せんかい!」という気持ちになっちゃうんだろうと思いますけど・・・(笑)

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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