もしも保健室の先生のスキマバイトサービスがあったら、の話
保健室の先生のことを「養護教諭」というのですが、養護教諭インフルエンサーにこさんという方がいらっしゃいます。
そのにこさんが先日Voicyで、スキマバイトアプリのようなサービスが、保健室の先生にもあればいいのになってお話をされていました。
ボランティアマッチングならSlackとか使ってできるんじゃないかな…?
— くませんせい|元・保健室の先生|3児のママ (@kuma_hoken) May 13, 2024
にこ先生いっしょにやりませんか?
(DM送る勇気がなくてこっそり言ってみる)
#192 スキマバイトアプリから考えるパラレルワーク/クラウドソージング×保健室 - にこ/養護教諭(保健室の先生) @niko_hokenhttps://t.co/V8E7x9evky
なんでスキマバイトって話が出てきた?
世間一般には、保健室の先生ってのんびりお茶とか飲んでいるイメージが強いと思うんですが、実のところそれは「あえて暇そうに見せることで、こどもたちに話しかけやすいって思ってもらう」的な、いわゆる見掛け倒しでして。
本当、学校検診の時期なんてマジで猫の手も借りたいほど忙しいし、だからと言って養護教諭ってニッチ資格なので、手伝ってくれる人が近所に都合よくいるなんてことも無い…
もっと言えば、産休・育休、療休なんて入ろうものなら、まず言われるのが講師が見つからない!だし、時短勤務の制度はあるけれど、代わりの講師が見つからないから部分休暇しか許可してもらえないケースも…
一方、学校(現場)を離れると
「フルタイムでは働けないけれど、養護教諭はパート勤務っていう選択肢は無いから…」
とか
「ボランティアやってみたいけれど、いつどこに行けば分からないし…」
って人も意外と多いんですよね。
需要と供給が一致しそうで、していないんです。
「もしも」をちょっと現実的に考えてみた
なので、もしもですよ。そういうマッチングサービスがあったら、みんなハッピーなんじゃない?とは思うんです。
ただ、金銭的な問題が絡んでくると、市町村や都道府県のえらい人を通したかなり難しい話になってしまうので、とたんに実現不可!!となることも想像がつきます。
でも、これあったらめちゃくちゃ便利そうなので、現時点でできそうなこと(無償ボランティアのマッチング)を小さく始めて、採用に関わるえらい人たちに
あ、こうやって探せば、意外と養護教諭やボランティアって見つかるんだ!
ってことが分かってもらえたら、その次につながる一手(正式に講師として採用するとか)として、十分になり得るんじゃないかな…?って思うんです。
今すぐリリースするとしたら、こんな感じ?(案)
例えば無償ボランティアマッチングなら、今すぐできるのではないか?というのが私の考えですが…
たぶん無償ボランティアに関しても
・知らない人を学校(保健室)に入れるのは抵抗がある
・かんたんな作業は保健委員にやってもらえば十分
・誰かにお願いするよりも自分でやった方が早い
とか、色々なご意見があると思うんですね。
でもですよ。これが例えば
・子育てや介護で、絶対に定時で帰りたいのにマジで時間がない
・こどもたちが授業を受けている間の時間に手伝ってくれる人が欲しい
・定時外の部活動が終わる時間まで養護教諭に居て欲しいって言われているけれど、諸々の都合で難しい
みたいな人にとっては、誰か見つかったら救世主じゃないですか…?
(上の3つは全部私が育休復帰後に思ってたことだよ!)
そもそもボランティアできる人材が居るって、今までは誰にも認知されていなかった訳だから、見つかる環境を整えるだけでも大きな進歩だと思うんですよね。
では、具体的に現存のサービスを組み合わせて、例えばどうやるのか?という一例を書いてみたいと思います。(あくまで一例なので、順次つっこんでいただいてよりリアルなサービスになればいいな、と。)
① まずGoogleフォームから、ボランティアが欲しい養護教諭と、ボランティアしたい学生さんや養護教諭の資格を持っている人を申し込みを受け付けます。
② 申込者を順次、専用のSlackにご案内。
ちなみにSlackはプロフィールを作る時点で姓名を入れるので、ニックネームしか知らないって状態を少し防げるのではと思って。入力次第ですが。本名を入れてくださいってルールも作れる。
③ Slackに各地域のチャンネルを作って、そこに「こんなボランティアさんをさがします」「この地域でこういうお仕事ができます」と書き込みをする。
④ お互いにいいなと思えば、ダイレクトメッセージで個別に連絡を取り合う。
⑤ ボランティアとして学校で活動!
こんな感じ。
出会い系の掲示板みたい?と言えば、そうかもしれない…
ボランティアを募集する側(現場の先生)は、別途、校長教頭などに「こういう人が近所に居て、ボランティアしてくれるんですけどいいですか?」って許可を取らなきゃいけないだろうし。
ボランティアしたい側も、もしかしたら純粋な気持ちじゃなくて、例えば女子高生のフリしたおじさんみたいな…なんだろう。「保健室の先生との出会い目的だった」とか「裸のこどもが見れると思った」みたいな思考をもった人が紛れてくるかもしれない。
だからそういう人をブロックするために、例えば学校以外で会うのはNGって決まりを作るとか、かならず身分証明書を見せてもらう仕組みを作るとか、色々整備しなきゃいけないことも、絶対にあると思う。
でも誰かがやってみなけりゃ始まらないし、こういうのって今まで本当に口コミ?というか人の噂?とか、そういうのを頼りに探すしか無かったので。
これがあるから助かったって人は、絶対に出てくると思う。
そんな思いでつらつらと書いてみました。
きっと現役の先生たち(元・先生も)読んだ人の数だけツッコミや、自分だったらこう考えるよっていうのをお持ちだと思うので、よかったらマシュマロでつっこんでいただけると嬉しいです。
「え、そんなこと書かなくても、もうあるよ?」って世界に私が知らないだけでもうすでになっていたら、嬉しいかも。
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