見出し画像

『四つ話のクローバー』読むタイミングによって心にささる話が変わりそうな一冊

画像1

水野敬也さんの『四つ話のクローバー』を
読んだ。

幸せをもたらす行動や生き方が
なんなのかを諭すような話が
四編入っている本だった。

四つの話の中で今の自分に
一番響いたのは最初の深沢会長の話だ。

「天才は存在しないと困る存在なのだろう、
そうでないとみんなただ頑張っていない
だけの人になってしまうのだから。」

この言葉は確かにそうだなと思った。
天才とそれ以外の境界なんてないし、
それぞれの人が他者に対して天才かどうか
を勝手に判断しているだけ。

才能という言葉を使うから得体がしれない
が、実態としては向き不向きとか好き嫌い
に分解できるものだと思う。

「努力できないのは
願いを育てられていないから」

という言葉も共感が深い。

目的がはっきりしていて、
それを果たそうと本当に思っていれば
自然とそれに向かう行動ができる
というのは今までの人生でも経験がある。

結局は自分の本当の願いがなんなのかを
捉えて、それを実現する方法を
地道に実践していくしかない。

言われてみれば確かになのだが、
この本はそれを物語形式で
考えさせてくれた。

実は深沢会長以外の話はそこまで
響かなかった。
今自分が直面してないトピックだから
だと思う。

また違うステージに入った時に
読み直すのがいいかもしれない。

この記事が参加している募集

#読書感想文

190,642件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?