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令和6年能登半島地震

まず、被災された方々の、一日も早い復興をお祈りいたします。

政府、関係各所には素早い対応をお願いいたします。

正月早々の大きな自然災害となりました「令和6年能登半島地震」について、
現時点での情報をまとめました。

令和6年1月1日16時10分頃、能登半島を震源とする地震がありました。
マグニチュード7.6、深さ16キロ、最大震度7の大規模地震でした。

揺れた範囲は能登地方に留まらず、全国に及びました。

一時は、大津波警報が発令されました。
それは2011年の東日本大震災以来のことです。

現在石川県では、78人の方が亡くなり、300人以上の方が怪我をしています。いまだに安否不明の方が51人おられます。

また多数の家屋が倒壊しており、取り残されたり、生き埋めになったとの情報もはいっています。

津波の情報もあり、輪島市で1.2mの津波が確認されておりますが、それ以後のデータが届かず、より大きな津波が到達した可能性もあります。

実際に珠洲市では、地震直後から津波のデータが届かず確認できませんでしたが、
翌日の上空からの解析で、津波で家屋が流された形跡が確認されました。
珠洲しでは、家屋の9割方が全壊となっています。

また、輪島市では火災が発生し、1000年以上の歴史を持つ観光名所の「朝市通り」を中心に、200棟以上が消失しました。

交通網では、3日には北陸新幹線は通常運行に戻りましたが、JR在来線や私鉄は運休するところも多く、道路も所々遮断されています。

空港も滑走路に亀裂があるため、閉鎖されています。

被害に関しては、まだまだ全容が把握されておらず、これからだんだん深刻さを増してくると思われます。

3万3000戸の停電と14の市町での断水も続いています。

1日の地震以降、400回以上の震度1以上の余震も続き、中でも震度5弱以上の余震は13回起こっています。

この地方では、2007年に平成19年能登半島地震が発生しております。

マグニチュード6.9で最大震度6強の大型地震で、1人が亡くなり300人以上が怪我をしました。
2020年以降は300回を超える震度1以上の地震が頻発しており、群発地震とされています。

2020年3月13日に最大震度5強、2022年6月19日には最大震度6強、2023年5月5日にも最大震度6強の地震が発生しており、今回の地震も群発地震の一つと考えられています。

能登半島は、東日本の北米プレートと西日本のユーラシアプレートの境界付近にあります。

その地下には流体があり、断層の滑りを促して地震が起きているようです。
その流体は地下水だと考えられています。

国土地理院によると、この地震で、輪島市で最大4mの隆起を観測しました。

また輪島市は西に1.3m移動し、穴水市も1m移動したと発表されました。

能登半島への道路は寸断され、特に珠洲市への救助隊などの到着ができない状況の中で、
大幅に生存率が下がるといわれる「72時間の壁」が迫っています。

今も懸命な救助活動が行われていますが、少しでも早く、
皆さんが救助されることを、お祈り申し上げます。


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