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PR的思考法で人を振り向かせてみよう

今日は本から話題を取り上げたいと思います。
先日、パルチザンTVをみて、恥ずかしながら山崎さんを知り、もっと知りたいと思って買った本がこちら。

サニーサイドアップでコミュニティケーション戦略プロデューサーとしても活躍されている、山崎さんのPR的思考法について書かれた本です。

その中で、今回は個人的に面白かった項目をピックアップして紹介します。

「ない」と決めつけずに絞り出す

「ウチのような田舎にはなんの取り柄もありませんよ」

地方の方から方よく聞く話ですよね。
自分がそんな町の観光の担当だったとしたら毎日頭を悩ますと思います。

しかし。しかしです。
本当にそうなんでしょうか?

たとえば、福岡は昔から、うどん屋やラーメン屋を居酒屋代わりにつかう週間がありました。今や行列ができる大人気店の「Shin-Shinラーメン」も昔は小上がり席があり、普通に居酒屋使いしていました。

東京では、ラーメン屋はラーメンを食べるところであり、軽くビールを飲んだりはできるものの、長居する場所ではないというのが一般的です。

しかし、ここ数年、生まれたのがラーメン居酒屋です。
福岡での、このスタイルを東京で展開しところ大人気に。

さらに、うどん居酒屋なるものまで出てきて、こちらも人気になっています。

自分たちの当たり前は、他所の人からは当たり前ではないことはたくさんあります。

ぜひ、「何もない」と嘆く前に自分たちの常識を、世の中と比較してみてください。必ず何か光る原石が見つかるはずです。

言い続ければブランドになる

宇都宮といえば餃子の街

誰もが否定をしないと思います。
しかし、当の宇都宮市が餃子アピールを仕出したのは、30年くらい前のことだって知ってますか?平成ですよ!

1940年に陸軍が満州から餃子の製法を持ち込んだことが起源ではあります。
しかし、それまでは街として餃子を推していなかったんです。

1990年に宇都宮市の餃子消費量が日本一だと言う話を聞いた、市の観光課の職員が餃子を名物にすることを思いついたそうです。
しかし、最初は宇都宮の人たちが「餃子の街」と言われることに抵抗感を示していたらしく、2年キャンペーンを続けて、ついに宇都宮餃子会が発足し、今の餃子の街宇都宮が誕生しました。

もし、この職員が抵抗に折れ、餃子の街と言わなくなったら、餃子の消費量日本一だったとしても、宇都宮は餃子の街にならなかったのです。

もちろん何もないところで言っても難しいところはありますが、もし何かしら武器になるものが見つかったら情熱を持って言い続けることが大切ですね。

知られていないものは存在しないのと同じ

いいモノをつくればいつかわかってくれる

プロダクトを真剣に作っているとついつい思いがちなことですよね。
しかし、その良さは自分だけがわかっていても、ダメなんです。

今、世の中にいいモノがたくさん溢れています。しかも、現代は1日に受けている情報量は、江戸時代1年分に匹敵するとも言われるくらい、情報が溢れて消化できないでいます。

では、どうすればよいのか。

使ってほしい人に伝わる言葉づかいや、ストーリー作り。
自分ゴトにするための仕掛けが、とても大切なんです。

これからは、モノづくりだけではなく、コトづくりが大切。

まとめ

PR視点で考えていくと、世の中に伝わる確率が格段にあがります。
知ってもらうためには、それだけの仕掛けが必要で、この本にはそのやり方についてのヒントがたくさん書いてあります。

今回紹介した3つは本の内容のほんの少しです。
ぜひ本を手にとって、PR的思考法を学び、自分のブランディングや会社、サービスのブランディングにつなげてみてください。



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