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アビスパ福岡「3/4 教えて社長」で言ってた集客の話

3月4日のアビスパ福岡のホームゲームスタジアム外イベント「教えて社長」コーナーで社長から集客に関するコメントがありました。

Twitterではその場でさっと書いたので、補足を以下に。

  • 2019年の観客のうち42%が無料チケットでの来場だった

  • 2020年から招待券のばらまきをやめた

  • 2022年度はまだしまっていないが入場料収入4.8億円

  • 現在再来場率は2回目が42%、3回目が60%とJクラブの中でも高い数値となっている

  • 無料招待については、Jリーグ主幹のものがある

    • 今日の試合は1.4万人の応募があったが当選者は1000人

    • この内どのくらいがくるか

    • また外れた1.3万人のうちどのくらいくるのか

    • とはいえ、このくらいの反応率はあるという事実

  • 選手にも、経営数字を含めこのことは伝えている

  • 露出が少ないことはクラブとしても認識

    • 選手を連れて商店街練り歩きを計画中(現在交渉中)

    • 七隈線延伸に合わせ地下鉄で日程ポスター掲示を計画中

入場者数と売上の話

入場数については、2020年から新型コロナウイルスによる無観客試合や入場者数制限があるため単純に比較はできないもの売上との相関関係をみると、2020年以降明らかに入場料収入が改善されていることがわかります。

2019年は平均観客数6,983人に対して、売上は1億3700万円。
2021年は平均観客数5,403人に対して、売上は3億1200万円。

観客数は77%と下がっているのに対して、売上は227.7%と大きく伸ばしています。これはチケット代値上げとばら撒きをやめた効果によるものといえそうです。

ちなみに2016年は平均観客数12,857人に対して、売上は2億7500万円。
今の2倍くらいのお客さんが来ているにも関わらず、売上は1/2という状況です。

無料でも来場者が増えれば物販売上が増える?

無料でも観客が来れば、物販売上が上がるという意見もよくみます。
過去のデータをみると2016年は平均観客数12,857人に対して物販売上は1億1200万円で、2021年は5,403名に対して3億1200万円と、観客数が増えたからといって物販売上が比例的に伸びるわけではなさそうです。
ただ、2021年からアビスパ福岡はグッズに力を入れるようになったことと、クラファンやオークションなどこれまでにはなかったグッズ販売・支援を実施しているので、2016年が悪すぎたともいえます。

またチームの成績とグッズ売上は連動しています。
2015年は昇格した年ですが、この年の物販売上は2億1100円なのがそれを示しています。

まずは有料の観戦者をしっかり増やして、地道に一歩一歩進むしかないですね。

認知施策について

クラブ側も認知が足りていないことは承知のようです。
信用できる選手からの提案で商店街の練り歩きなどを計画してるみたいですね。

僕は、川崎フロンターレの商店街施策が好きでいつも羨ましく思ってみてます。
新天町でのイベントなどで、たくさんの選手が一同にくるのも良いんですが、どうしても顔と名前を覚えてもらえない。
それを川崎のように1商店街1~2選手と担当制にすることで、商店街の人達が来た選手だけを覚えたらいいし、選手も担当なのでその商店街にオフでも足を運んぶようになり、親近感がさらに高まります。
試合に出てなかったら、「うちの商店街代表なんだからちゃんと試合に出てよ」と言われるとか言われないとか。

いつか、アビスパ福岡もこういう取り組みができるようになるといいですね。

七隈線開業に合わせ日程ポスターを駅に掲出できるよう交渉中とのことで、少しずつ町にアビスパ福岡のポスターが増えていくといいですね。

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