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前方後円墳の起源はヌラーゲの聖なる井戸か?

例年よりかなり早く始めた断食の初日に当たっていたスペクトルの月15日、KIN208(13・星)に、FBがお節介で出して来た画像にとても興味深いデザインの井戸があった。まるで前方後円墳を上下反転させて地面に掘り込んだような構造をしていたのだ(トップ画像)。

ただ、最近はAIによる生成画像も多いので、そもそもこんな遺跡が本当にあるのだろうか?と思って、ちょっと調べてみることにした。すると、どうやら実在する遺跡のようで、しかもジョジョ第5部の舞台の一つでもあるイタリア・サルディーニャ島にあるらしい。

観光案内用のサイトには「サルデーニャ島で最も代表的かつ最もよく保存されたヌラーゲの井戸の神殿。これは、3,500年前に遡るヌラーゲ文明の最高峰の建築表現です」と書かれている。

英語版wikiによるとヌラーゲ文明は「サルディーニャで紀元前18世紀から、あるいは紀元前23世紀から紀元前238年のローマ帝国の植民地化まで続いた」とされる。また「ヌラーゲは、紀元前1800年頃から古代サルデーニャ人が大量に建設した塔状の要塞のような建築物です。現在、サルデーニャの風景には7,000以上のヌラーゲが点在しています」とある。

サルデーニャというエリアに限定されているとは言え、これだけ大量の建築物を作り、長期に渡って栄えた文明が存在していたとは初耳で、驚かされるばかりだ。しかし、個人的に最も驚いたのは、古代日本がオリジナルだと思っていた前方後円墳のデザインが、天地反転しているとは言え、日本に先行すること1700〜1800年も前に存在していたという点だ。

もちろん、その規模や大きさは異なるし、実際には全く無関係という可能性もあるが、ちょうど武内先生のご著書『もう隠せない真実の歴史』を通じて、古代における海洋交易が、現在想像されているよりもずっと活発で、遠距離間でも行われていた可能性について考えていたところでこの情報に出会うと、何かしら影響を受けたのではないかとも考えたくなるのだ。

しかも、武内先生の唱える海洋民族ラピュタの話は、それより何年も前に読み込んでいたバックミンスター・フラーの『クリティカル・パス: 宇宙船地球号のデザインサイエンス革命』(梶川泰司訳)に登場する説とも、ある面でかなり整合するのだ。

そこには、「タイ北東部で発見されたバンチャン遺跡の青銅器が地球上で知られる最古のものであり、人類はオーストロネシア(太平洋中南部諸島)の島々に端を発し、最後の氷河期が去ったのちに、何段階かに分けて(アジア)大陸に進出し、発展したとするわれわれの仮説の価値を高める」という記述が見られるのだ。

他にも「インド洋西部のダウ(大三角帆をもった沿岸航行用帆船)は、ペルシャ湾、紅海、そしてアフリカの東海岸に到着した。(中略)彼らは、自分たちの交易が少なくとも一万年つづいてきたと思っている」とか「三角法が海の民族によって始められた。イギリス、ドイツ、アメリカの海軍の専門家たちが出した結論は、沖合での天測航行法は南太平洋の島の人々によってはじめられたということだった。」という興味深い記述がある。

そして、武内先生もよく言及されるフェニキア人についてもこんな風に述べられている。「フェニキア人は羅針盤や六分儀やクロノメーターを持たずに、星座に精通した知識のみを頼りに、優勢な海流や貿易風にのって、海岸線に沿った有益な角度のパターンに従って、航海していった。彼らは全気候と星座パターンとを参照しながら位置決定し、海図上に航路の角度の変化をすべて記録しつづけた。」

私はこれらフラーによる記述を知らない段階で、いきなり武内先生の説だけを耳にしていたら、フェニキア人や海洋民族ラピュタについて、今ほどすんなり受け入れることは出来なかったかもしれない。『クリティカル・パス』には、それくらい説得力のある包括的な視点からの記述が詰まっているのだ。

そんな事を心に思い浮かべていたからか、前方後円墳的なデザインのヌラーゲの聖なる井戸について調べたのと同じ日に、『クリティカル・パス』の翻訳者でフラーの共同研究者でもあった梶川さんが、バイダルカ(カヤック)という本の画像と共に、以下のようなツイートをしているのをシンクロで目にすることになった。

”考えないで浮かぶ船は設計できない。人間は浮力の原理を発見する前に船を製作していた。浮揚性・移動性・積載性の機能をそなえた「浮かぶ構造」を考えることはもっとも困難な仕事だ。海の民が「浮かぶ構造」を考える時、大地に重力を流すための構造物全体を支える基礎という概念が消えている。無重力の宇宙空間で人類が生存する時、左右上下の概念が消えるように。”

ちょうどヌラーゲの聖なる井戸から上下(天地)反転した前方後円墳をイメージしていた私には、「海の民」というワードと共に深く響いてくるものがあった。前方後円墳とヌラーゲの聖なる井戸のデザイン(や思想)の共通性について、既に誰かが気づいて述べているかもしれないが、私はこの一連のシンクロ体験と共に、自分に生じたこととして記録しておきたいのだ。

そう思いつつメモだけ残したまま、結果的にひと月以上も時間が経過してしまっていたが、どうやら今日が「その時」であったようだ。その理由もメモしておこう。

明日から2日間、「13の月の暦」とボディーワークの出張クラスで豊橋のベジカフェロータスさんに伺うので、前回、初ワークをさせて頂いたのが何時だったかを確認してみると、何と、ヌラーギ文明について知ったKIN208(13・星)からぴったり260キン前のKIN208(13・星)だったのだ!

それだけではない。明日、宇宙の月3日(6/29)は「13の月の暦」のツォルキンだとKIN252(5・人)となるが、パン・ジャパンライブラリーで調べられる古代マヤ暦のツォルキンだと13ラマト(KIN208相当)になるのだ!

チラシに「宇宙の暦に出会う 宇宙の星の日」というサブタイトルがあるのは、多分、前回の名残りなのだが(私がそれに気づいたのは内容にOKを出した後だった笑)、古代マヤ暦のツォルキンも意識していて、あえてこのタイトルを残したのだとしたら、相当ハイレベルな時空のサーファーということになる。

ちょうど1週間前に同じ愛知県で体験したことを【「イナンナが導く金星「気品の力」】としてまとめたことや、3日前から「黄色い星のウェイブスペル」に入ったこともも含め、やはり、金星(「黄色い星」は金星軌道に対応)に注目する流れが来ているように思えてならない。

それは、「気品、美、芸術」といったキーワードに繋がるものでもあるし、「黄色」に着目すれば「熟成」とか「豊穣」という側面とも関係していると言えるだろう。しかし、どれか一つの切り口にあまり拘りすぎない状態でいるのが、いつでも自由にパッと乗る波を選べる時空のサーファーの嗜みでもあるので、ここからどう展開して行くのかを、ゆったりとした気分で楽しみたいと思う。(D)

宇宙の月2日 4・猿(金星軌道に対応)

🌟6/29 豊橋ロータス/「13の月の暦」レクチャー(初級&応用)
🌟6/30 豊橋ロータス/ボディーワーク「レインボー・インテグリティ」
🌟7/18〜21 シャンバラ書道会/第7回発表会 at 世田谷美術館ギャラリー
🌟7/20〜28(日)13の月の暦タイムスコア展
🌟7/28(日)大阪チャクラ「13の月の暦&レインボー・i」ワーク


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