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瀧原宮と伊勢榊のお清め

12/25、26と、ほぼ恒例となっている年の瀬のお伊勢さん参りに行って来た。商売のためだけに1ヶ月以上も前からディスプレイや音楽でクリスマスっぽさを無理やり演出するようなやり方に辟易している私は、日が暮れる頃には殆どの店が閉まって静かになり、クリスマス感もゼロの伊勢の街に、ホッとするような、そして清められるかのような印象を受けた。

『13の月の暦』では、律動の月13日が常にクリスマスに当たるのだが、今年はそこに6番目のウェイブスペルの始まりKIN66(1・世界の橋渡し)がシンクロしていた。惑星ホロンが日本のエリアとシンクロする「白い世界の橋渡し」の日に、晴れ渡った空のもと、外宮、内宮、五十鈴川めぐりが出来たのは、何とも有難いことであった。

2日目(KIN67)の予定は出発直前まで特に決めていなかったのだが、少し前にシャンバラ教室生Sさん(KIN33)が瀧原宮(皇大神宮別宮)を参拝して来たばかりで、現地限定のお菓子をお土産に頂いた事や、今年はG暦11/22にそのKIN33が巡って来ていた事などを思い出し、KIN66(=11+22+33)に伊勢にいるのなら、翌日は滝原めぐりをするのが自然な流れのように思えた。

ここ10年ほど瀧原宮は参拝していないし、少し調べてみたら瀧原宮と多岐原神社の間を徒歩で移動すれば、熊野古道も体験できそうである。電車の本数がかなり限られているので、余裕を持って巡るには日の出前に出発する必要があったが、おかげで夜明けの神秘的な空の色合いや、凍てつく杜に差し込む陽の光のありがたさを、しみじみと味わうことが出来た。

苔むす熊野古道も、かつて渡しがあったという三瀬谷も、澄み渡った宮川の流れも、古の気配を残していて、そこに身を置くだけでタイムトリップしてしまうような感覚を覚えたが、途中で気付いたのは、この1年、毎月神棚にお供えするようになった「伊勢榊」が、この辺りから出荷されているという事であった。

ある事をきっかけに巷の榊の殆どが中国産だと知った私達は、神棚に供える榊がそれではマズいだろうと調べて、幾つかある国産榊の候補の中からLが「伊勢榊」を見つけ出してくれたのだった。月1回届けられる榊の出荷元は、瀧原宮と同じ度会郡大紀町である事を巡礼中に思い出したのだった。

そして、滝原巡りから2日後の今日、狙ったかのように年内ラストの榊がその大紀町から届いた。発送元の伊勢榊事務局の住所(永会古里)を地図に入力してみた所、一昨日参拝したばかりの瀧原宮と多岐原神社から数キロのエリアで、2つのお宮をを結ぶ線を一辺とした二等辺三角形の頂点の一つに位置している事が判明。

直前まで何の予定も立てていなかった所から、突如、瀧原宮参拝を閃いたのは、この1年お世話になった榊に「ここが古里だよ」と導かれた側面もあったのだと思うに至った。

奇しくも今日は、2年前の「赤い自己存在の月の年」の元旦から260日暦が2回巡ったタイミングに当たっていて、そのキーワードは「普遍的な水で清める/流れ」。全ては美しい流れの中にある。(D)

律動の月16日 4・月(KIN69)

★YouTube「律動の月」の13:20/「13の月の暦」で遊ぶ


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