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『メッセージ』と『ムラブリ』〜奇跡の出会い

カトマンズから戻った翌日の11/20(KIN31)は、NPOクリカの設立17周年に当たっていた。ちょうど『13の月に暦』の17週目ともシンクロしていたこの日の17時過ぎ、思いがけない人物からメッセージが届いた。何と、今話題の言語学者・伊藤雄馬さんからであった。

8月最後の天真体道の稽古の後、弦楽器製作者のMさんから「面白い本があるよ」と薦められたのが伊藤さんのご著書『ムラブリ』だった。その少し前に、私がテンセグリティや梶川さんの話を盛んにしていた事もあって、その梶川さんについても触れられている本書を紹介して下さったのだった。

誰かに薦められたからと言ってそのまま素直に読むたちではない私も、「文字も暦も持たない狩猟採集民から言語学者が教わったこと」というサブタイトルと、身体性についても触れられている点に興味が湧いて早速入手し、9月中には読み終えていたかと思う。

それから1ヶ月余りが経過し、阿蘇での世界水まつりを終えてすぐネパールに飛び、帰国してすぐのタイミングで著者ご本人からいきなり連絡が入ったのだから驚かずにはいられない。何でも、暦について探究していて13ヶ月の暦に関心があるのだという。「それなら小原さんに会うといい」と大阪のHさんに紹介されたらしい。

「講座などあればかけつけます」と書いて下さっていたので、11/23の横浜でのクラスを案内してはみたものの、本によると島根を拠点に方々を移動されている様子。3日後に東京方面にいるのかどうかも不明だったが、当方の都合でG暦年内は他に対面講座を開催するつもりも無かったので、「今、会う必要があるのなら会えるだろう」という感覚であった。

すると、11/22未明に返信があって23日に参加可能とのこと。「これは面白い事になりそうだ」という予感が走る。果たして、当日は想像以上の劇的展開となった。11/23(KIN34)の基礎クラスに集ったメンバーは、当日が誕生キンでもあった時のからだ塾生Tさんに塾仲間のKさん、ほか伊藤さんを含む全6名(私を入れて7名)。

既に、過去2回同じクラスに参加されている道友Mさんは、この日に限って何故か言語学者が主人公映画『メッセージ』の写真集を持参されていた。だが、その事実をまだ誰も把握していない段階でMさんの隣に座ったのは、何と言語学者の伊藤さんであった。その後、お2人の毎月の誕生日が同じである事も判明。いつもの事ではあるが、誰がどこに座るのかまでもが完璧に采配されているかのようだ。

立候補して下さった伊藤さんを例に「運命の道筋」を辿りつつ「銀河の署名(誕生キン)」を導くと、KIN183(1・夜)。何と、私の誕生日を遺跡や絵文書と連動する古代のマヤ暦で計算した時の日付「1アクバル(=KIN183相当)」と同じであった!

私のクラスでは、古代マヤ暦と『13の月の暦』のツォルキンが実際に異なる日付をカウントしている事を示すために、パンジャパンライブラリーのトップページに貼られている計算サイトへのリンクを紹介し、実際にご自分の誕生日を入力して確かめてもらうのだが、私の誕生日である1969年8月12日を入力すると、KIN241(7・竜)と1アクバル(KIN183相当)が同時に表示されるのである。

午後は、パカル王の「運命の道筋」を通じて「反対のパートナー」や伊勢神宮との関係性についての理解を深めつつ、その場でシンクロを発見して行く遊びを進めた。前者については【パカル王と銀河の地球家族】に詳しく記しているので、関心のある方はそちらを参照して頂くとして、その場で発見できたのは、以下のような事であった。

伊藤さんのご著書『ムラブリ』は、2023年2月28日初版発行なので誕生キンはKIN26(13・世界の橋渡し)となる。一方、私が手に入れて、その日著者サインをもらうつもりで持参していたのは同年7月8日に出た第3刷であった。この日付をKIN3D(または上記リンク)で調べるとKIN156(13・戦士)で、何と、初版との関係性がその場の話題と完全にシンクロする「反対のパートナー」になっていた!

これだけでも十分過ぎるシンクロだが、真の驚きはクラス終了後に自分で振り返っている時にやって来た。KIN26とKIN156のそれぞれに、この日(そして塾生Tさん)のKIN34を合計すると、KIN60とKIN190、つまり、この日の午後に具体例として示したパカル王の古代マヤ暦での誕生日と『13の月の暦』での誕生キンになる事に気付いてしまったのだ。こうなるともう、この日集ったメンバーは「パカル王によって招集された」と思う方が自然な気がしてくる。

ちなみに、伊藤さんの道筋は現在KIN168(12・星)で、私の両親(KIN88、93)と「神秘の四つ組」を形成しているだけでなく、来年の道筋KIN13(1・空歩く者)は、私の太陽暦誕生日(磁気の月18日)をサイ時間で変換した時の日付にもなる。とすると、2024年の夏以降、伊藤さんとはより深いコミュニケーションが生じて来るのかもしれない。

こうした激しいシンクロは、現実に新しい動きを次々にもたらす。翌11/24(KIN35=5×7)の朝、最初に目にしたのは「アマテラス粒子」に関するニュースだった。詳細は【銀河の同期から届いたアマテラス粒子】に譲るとして、前日の午後、話題の中心に据えていたパカル(太陽盾)王と伊勢神宮(御祭神:天照大神)に直結するこのニュースは、私に強いインスピレーションをもたらした。

さて、こうした流れに深く感じるものがあった私は、Lにその経緯をシェアし、3日後の11/26(KIN37)にアマプラで『メッセージ』を観る事にした。封切り当時に映画館で観て『13の月の暦』との親和性が強かった印象は残っていたが、細かい内容は忘れてしまったので、この機会に見直してみたくなったのだ。

暦のクラスでは「5:7」の話もしたが、この映画の主人公たちである人間は「」、ヘプタポッドは「7」を身体構造の基礎としている。また、伊藤さんが研究しているムラブリ語にも、映画のヘプタポッド語にも時制が存在しないという共通点があるが、実は『13の月の暦』が示す13:20にもある意味似たような側面がある。

13:20は単に260キンから成るツォルキンの配列を示しているだけではなく、フラクタルで相互浸透性のある螺旋時間、あるいは非線形的な時間のあり方を示しているからだ。ホゼは『時空のサーファー』の中でそれを「垂直時間」と表現しているが、28年近く『13の月の暦』を使って来た今は、その表現がリアルに感じられるようになった。

結局、『メッセージ』は、その情報密度が極めて高い事もあって、2回に分けて観る事にし、パカル王の石棺が開封されてぴったり71年に当たっていた11/27(KIN38)満月の夜に見終える事ができた。11/27は「倍音の月13日」で、この日のサイ時間は常にKIN83となるのだが、今年は『時間の法則の20の銘板』の見方でこの「倍音の月」全体もKIN83(5・夜)に対応している。

つまり、「白い水晶の鏡(KIN38)」のこの日は、キンとサイ時間が「38-83」という鏡関係にあるだけでなく、「満月」の「水晶の円卓」の日という事で、ヘプタポッドが用いる「円相」言語ともシンクロしていたのである。それにしても、12隻の宇宙船が現れ、1/12=0.083333という式まで登場したのには心底驚かされた。

後でもなく先でもなく、明確に「この日」に向けてのメッセージだと思わずにはいられなかった。11/23にMさんが写真集を持参され、伊藤さんが飛び込みで参加していなければ、そして、そこに集った全ての皆さんとのシンクロが無ければ、私はこのタイミングで映画を見直す事はしていなかったに違いない。つまり、一連のプロセスそのものが宇宙からのメッセージになっていたのだ。

そして、映画を見終えた後に行われた満月の天真体道瞑想クラスには、久々の人や初参加の人も加わって、総勢12名で円卓瞑想を行う事ができた。見えざる共鳴場に呼応して集った皆さんのテレパシー、そして何より継続してその場を保ち、創造し続けている志を称えたいと思う。

以下、この映画に関する情報のメモを添えておこう。主演のAmy Adamsは、1974.8.20生まれのKIN254(7・魔法使い)で49(7×7)歳。魔法使いの紋章コード番号14(=7×2)と、全てが「7」でコード化されている。まさにヘプタポッドと対話すべく選ばれた俳優であると言えよう。共演のJeremy Lee Rennerも、1971.1.7生まれのKIN234(13・魔法使い)。つまり2人とも「白い魔法使い」であった。

写真集を持参されたMさんはKIN62(10・風)で、「62=31×2」と見ると「57577+57577」でもある。実はその日、Mさんは写真集の他に満月が水面に反射する絵も見せて下さっていたのだが、まさか満月の「白い鏡の日」に映画を見終える事になるとは思っていなかった。思えば、Mさんは前回も映画『ヒア・アフター』を驚くべきタイミングで紹介されていたから、実は未来人なのかもしれない。

ところで、『メッセージ』が示したように、高度な抽象概念情報を、直線的で単純な文脈で理解しようとすると、陳腐な翻訳や誤解に満ちた解釈で捻じ曲げてしまう事にもなりかねない。

発表から33年が経過した今も『13の月の暦』が「占いの一種」としてのマヤ暦と巷で誤解され続けているのは、単に盗作者のマーケティングによる影響だけではなく、情報を受け取る側の思考や認識が未だ直線的、断片的な状態にあるからだと私は思っている。それ故、私は心身の条件付けを解放する天真体道を、できるだけ暦のクラスと一緒に行うようにしているのである。(D)

倍音の月19日 5・種(KIN44)
*年月日の全てが「5(倍音)」で共鳴する今年2回だけ巡って来る特別な「魔術の亀の日」の2回目。

🌟12/17(日)時空のサーファーZOOMスペシャルクラス【パカル王とアマテラス】

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