要精密検査


KUKUさん、KUKUさん。。

誰かが私の名前を呼んでいる。

頭の奥に響いてくる声。

ゆっくりと目を開けると、呼んでいるのは看護師さんだった。

あれ?なんだっけ。

一瞬、状況がつかめない。

「大丈夫ですか?まだ眠いですよね?時間なんです。起きられますか?」

看護師さんが心配そうに声をかける。

そうだった。検査したんだっけ。

そうだった。胃カメラの検査。

記憶を手繰り寄せると、

「眠れるお薬を投入しますね。目を開けて遠くを見ていてください。
目をつぶったら検査を始めます。」

と言った医師の声。

指示通り遠くを見たのは覚えているけど

長く見ていた記憶はない。

すぐに眠ってしまったようだ。

気が付いたら、冒頭の状況だった。

検査中はぜんっぜん、記憶にない。

熟睡していた。


その日の前日、
前の記事に書いた健康診断の結果が届いた。

「要精密検査」の文字。

どうやら胃X検査、いわゆる胃の透視で引っかかった。

判定「D」。

「高度の萎縮性胃炎があり、胃内視鏡検査が必要です」

ビビった。

大いにビビった。

胃が強いほうではないものの

自覚症状ゼロだったし。

それにしても萎縮性胃炎とはなんぞや?

検索してみると、以前でいうところの慢性胃炎の進んだ症状らしい。

胃の粘膜が薄くなり、胃がんの発症率が高くなるというもの。

しかも、診断は「高度」。

つまり状況は悪い。

腰の重さはだれにも負けない私だけれど、

今度ばかりは即行動しました。

前にも書いたように胃カメラが苦手。
そこで、眠ったまま検査のできる病院を探し、
次の朝電話をかけて、これこれこういうわけでと説明したところ

今日、検査ができますとのこと。

人気のクリニックなので、まさか今日の今日OKとは。。

キャンセルでも出たのかしらね。

これは神様の思し召し。

念のため朝から何も食べずにいたので

すぐ申し込んで病院へ向かい、検査を受けました。

検査前には

胃の中をきれいにする液体を飲み、
肩に注射(これ結構痛い)
喉にシュッとスプレー(たぶん喉の麻酔)
ベッドに横になり、点滴をつなぐ
麻酔を投入

で、眠ったまま検査。

検査が終わり

先生のお話では、

萎縮性胃炎は、年相応程度あせるとのこと。
ポリープや潰瘍など、特に見当たらず
きれいな胃の状態です。


ほ~~~~~っっDASH!

よかった。。。


健診で高めだった血圧は
先生が測ったら、110の70でした。
こちらも問題なし。

一番心配だった血糖値も、ギリ正常範囲内。
糖質オフを心がけた3週間の成果が見事に数字に表れている!
よっしゃあ!

他の数値や検査もセーフ。

それにしても
「要精密検査」だなんて、脅かさないでよ💦
念のためなのかもしれないけどさ。
ただでさえ、あれこれ心配事の多い年頃なんだから。

その後、先生の勧めでピロリ菌の検査もしました。
もし陽性だったら、抗生物質を服用して除菌するらしい。


以上、
サボりにサボって、
久しぶりのぶりに受けた健康診断の顛末は
これでおしまい。

こんなダメダメな私の出来事を読んでくださり、ありがとうございました。


(ちょい気になることがひとつ。
検査で熟睡してた時に、
ストレッチャーで待合室を通って移動したらしいんだけど、
寝顔に自信のない私。
アホづらを曝け出してたんじゃないでしょうね。
ヤダわ〜💦)


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