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ゲームミュージックコンポーザーの頭の中で、どんな楽器が鳴っているのか?

特に8bitサウンドで、ゲームミュージックを作っていた人の頭の中で、どんな楽器で鳴っているのか、長い間気になっていた。ピコピコサウンドで鳴っているものをアウトプットしているのか? それともリアルな楽器で鳴っているものを、ピコピコに落とし込んでいるのか?

数年前、『ドルアーガの塔』を作曲された小沢純子さん(ZUNKO)と、お話する機会があったので、この質問をぶつけてみた。

「オーケストラです。完全にオーケストラで鳴っています」と即答。当たり前のことを聞いてしまった気がするが、スッキリした。

そう考えると、「新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団」などがやっている、オーケストラ編成でゲームミュージックを演奏するのって、とても良いことなのかもしれない。“ゲームミュージックコンポーザーの頭の中で、鳴っていた音楽”を、リアルに聴かせてくれるということであれば、なんだか素敵じゃないか! クラシックって、演奏された当時を再現する芸術だという説もあるし、それに通じるものを感じる。

まてよ。これってオーケストラサウンドに限らないじゃないか! 例えば、わたしの大好きな『鮫!鮫!鮫!』って、どのメーカーのギターなのか? エフェクターは? いや、誰がプレイしているのをイメージしている? ご本人に聞いてみたいものです。

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