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8月7日何食べる?

暑いけれどもう秋?

こんにちは。
薬膳師のクコの花です。

今日は8月7日、立秋です。
暦の上では秋の始まりです。薬膳の世界でも秋の薬膳にシフトしていく時期です。薬膳の世界では立秋から立冬までが秋の薬膳となります。

ですが。。。
現実は梅雨が明けたばかり、いよいよ夏本番といわんばかりの猛暑がつづいています。

一言で秋といっても、実は秋はとても変化の激しい季節。この季節はまだ夏のような暑い日が続きます。

秋の薬膳に目を向けつつも、熱中症などの暑さによる不調を防ぐために夏の薬膳を合わせて作っていくことが必要になります。

加えて今、注目なのは新型コロナ、GO TO キャンペーン。。。

前回の記事で書いたように新型コロナの性質は湿邪といってジメジメした環境が大好きです。湿を身体に溜め込まないことも必要です。

これらのことを全て考え合わせておススメしたい誰にでも作れる一品を今日はご紹介。

今日のレシピ
<緑豆ハトムギご飯>   レベル☆ 初心者~

◎材料
 ・緑豆(りょくとう) 大さじ1 (写真左)
 ・ハトムギ        大さじ1  (写真右 写真は粉砕したタイプ) 
 ・米         2合

◎作り方
 1、米をとぎ水に30分ほどつけてからザルにあげておく。
 2、緑豆とハトムギを軽く洗い、200㏄くらいの水と一緒に鍋に入れて
   沸騰したら弱火にする。コトコトと水が半量くらいになるまで
   煮詰める。
 3.1の米と2を煮汁ごと炊飯器に入れ、2合のメモリまで足りない分の
   水を加え、更に30㏄の水を加えて炊く。

◎調理のポイント
薬膳には生薬を煎じるという考え方があります。
緑豆とハトムギを弱火でコトコトと煎じることで
効能をしっかりと引き出します。
効能が詰まった煮汁ごと入れてご飯を炊きます。

今日の薬膳食材

○緑豆 

 身体の余分な熱をおさめ、湿を取り除いてくれます。ムシムシとした暑さで身体にこもった熱をとりつつ、余分な水分を排出します。冷え性のかたは食べ過ぎないよう気を付けましょう。

○ハトムギ  

生薬名をヨクイニンといい、やはり身体の熱をおさめる働きがあります。ニキビなどの炎症をおさえ、肌を綺麗にしてくれます。

◎組み合わせのポイント

熱をさますものは消化器系が弱い人にはあまり向きません。お腹が冷えて便がゆるくなることがあります。ハトムギは熱をおさめると同時に消化器系の働きも高めます。お米は消化器系を守る優秀な食材。一緒に炊くことでバランスよくいただくことができます。

〜おまけ〜
緑豆もハトムギも乾物店や豆屋で購入可能です。
ハトムギは煎じなくてもそのまま入れて炊けるように粉砕したものも最近では売られています。
上手く使い分けてくださいね。

次回は月曜日更新予定。
お楽しみに〜!

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