『アウトプット大全』 読書記録#1
読書のきっかけ
「本で読んだことがあまり生きている気がしない」ということに尽きます。読書量はある方だとは思っているのですが、「この本なにが書いてあったっけ、、、?」となってしまうことが結構多い。これまでは「量の読書」を追求してきましたが、これからは「質の読書」を心がけたいと思っていました。
記憶の定着のためには、記録を残りたり、人に話したりなど"アウトプット"が良いことは知っているつもりでした。そのうえで、具体的にどのようにアウトプットしたら良いのか本書からヒントを得たいと考えました。
個人的な学び
①なんだかんだ脳
脳の仕組みを知ることが、記憶の定着には重要ということ。例えば、紙に手書きとタイピング、どちらが記憶の定着のうえで優れているか。結論は前者で、書くことにより脳内の言語処理を司る領域が刺激されるのだそう。
個人的な経験から言っても、小学校の頃、すなわちアナログ全盛期が一番記憶力が良かったです。中学受験を経験したのですが、小学生にしては膨大なインプットを良く処理していたなと。もちろん量をこなしていた、ということはありつつ、声に出したり紙に書いたり、必ずアウトプットを伴う記憶でした。
反面、大学になるとパソコンでノートを取ることがメインになりました(あまり真面目な学生ではなかったので、授業はサボって事後にレジュメを眺めるだけのことが本当のメインでした笑)。全然覚えられませんでしたね。
②「創造性の4B」
アイデアが生まれやすい場所は、Bathroom(入浴中)、Bus(移動中)、Bed(睡眠中or前後)、Bar(お酒を飲んでリラックスしているとき)なのだそう。いずれも、「リラックスしている・ぼーっとしている」タイミングであり、そうしたときがむしろアイデアが出やすい。
確かに確かに、と思いつつ、いずれも「アイデアを形として残さず消えてしまったいることが多い」というのが自分のあるあるです。ただ、4Bのどれも残すことは物理的には可能だし、むしろ思考停止で思考を記録するくらいになりたいなと。今日からベット脇にメモ帳とペンを置きます。
所感・今後考えたいこと
アウトプットは2種類のパターンに分類できると思います。
1つ目は「インプット=アウトプット」タイプ(記憶タイプ)
…見聞きしたことを、いかに記憶し使うか
2つ目は「インプット+付加価値=アウトプット」タイプ(アイデアタイプ)
…見聞きしたことから、いかに新しいもの、オリジナルなものを生むか
このように書くと、後者の方がレベルが高く重要という感じがしますが、後者のベースには前者があると思います。いかに情報を吸収し、自分の引き出しとするかというのは、個人的に重要なテーマであると感じています。
コンサルタントという仕事も、知識とアイデアの2つが売り物であると考えています。お客さんが持っていない知見・経験を提供することもあれば、創造的な案を提供することもあります。創造的な案については、もちろんゼロベースで出すこともあるとは思いますが、インプット同士をいかにつなぐか、ということから生まれるものも多々あります。
まだコンサル3年目で、これから現場や独学で様々な勉強が必要だと思いますが、勉強を成果につなげられるように、アウトプットを継続したいです!
こんな人におすすめ
①インプットを定着させたい人
自分の同じ境遇の方。
②アウトプットのやり方がわからない人
筆者によるアウトプットの例が随所に盛り込まれています。何をアウトプットしたらいいかわからない、どのような形でアウトプットしたらいいかわからない、といった方にもオススメです。
③アウトプットが続かない人
もはや筆者は呼吸するようにアウトプットしているな、という感じです。アウトプットすることを習慣として定着させるためのコツが紹介されています。
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