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虫愛その12【熱殺蜂球~体を張ってアタシらは戦う~】


こんばんは、にゃんぷぅです^^

なんか、気のせいかもしれないですが、今週のおすすめnoteに昨日の記事が載ってない??

かなりうれしい夜更けです^^

さて、昨日の社会性昆虫、蜂について。今日も語ってゆきたいと思います!

ちゃちゃーん。今日の主人公は「日本ミツバチ」。要するに蜂の在来種ででございます。この日本ミツバチは蜂なんだけどあまりわんさかわんさか蜜を集めるのが得意ではありません。よって商業用に販売されるハチミツはほぼほぼ西洋ミツバチの働きによります。

(さっそく道草食いますが、このハチミツ。本来であれば大変高価なものです。一匹のミツバチが一生に集める蜜の量は2g、とか。もう指先にちょこんと乗るレベルです。だがしかし、市販のハチミツのなかには1Kg入りの巨大な瓶で700円くらいの、とんでもなく安いハチミツがありますね。あれは原材料に水あめが含まれていますのでご注意を~

でもね、この日本ミツバチの蜜はマジで高級。昔1.8リットルの一升瓶に入ってるのをノリで買ったのですが30000円もした汗)


で、ですよ。

日本ミツバチです。

彼女らの天敵は、同じく蜂の仲間「スズメバチ」です。スズメバチは日本ミツバチの巣を見つけるや否や、独自のフェロモンを出して他の仲間を呼せ、集団でこの小さな在来種たちを襲います。

あまりにもやられすぎるので日本蜂たちも考えたんです

それが、タイトルにもあるように「熱殺蜂球」という蜂100%の球で偵察に来た先陣のスズメバチを包み込み、筋肉を震わせることによって発熱し、巣の内部に46度くらいの環境を生み出します。取り囲まれたスズメバチはその温度に耐え切れず30分ほどで死んでしまいます。偵察の最初の1匹をしとめることでのちに続くであろう集団攻撃を阻止するわけです。たくさん、いえ、数匹でもスズメバチが襲ってきたらひとたまりもありませんから。

実はこの46度というのがかなりビミョーな線引きでして、防御している日本ミツバチにとってもこの温度は気を失いそうなくらいきつい。人間だってそんな高熱ってまあまあ地獄じゃないですよね・・・

で。その日本ミツバチの限界がだいたい50度、スズメバチは45度、熱殺蜂球の温度46度。どんだけギリギリを狙って体を張って防衛してるのか!

しかも、その熱球の幾重にも重なりあった中心のほうに入る個体は「お先の短いおばあちゃん」蜂だそうです。道連れになることもあるから、集団にとって一番損失の少ない者が志願するって。

まさに老害の真逆。素晴らしき献身。




っくうううううううううう・・・・・


ちょっと、泣いてきていいですか(T_T)


(戻りました。5分経過)


ということで。本当にミツバチはone for all, all for oneのラグビースピリット集団です。巣全体が一つの生命体、全体としての公益を求めて動いてる感じ。


いやー明日からトーストに塗るハチミツは一滴たりともこぼしちゃダメですよ!(いやそれ西洋ミツバチだからw)

それではまた。おやすみなさい!




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