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鯨山人
2021年10月14日 06:38
国家という曖昧なイデオロギーという曖昧な科学という曖昧な酩酊のなかに踊らされるデカダンス前にならえと並ばせられた列を離れて僕は圧倒的現実のなかで舞い踊る音楽は流れている脈打つビート風を踊る波を踊る言葉を踊るその一瞬にイズムを離れたリズム軽やかなステップで大地を踏む覚醒と躍動の足音は宙を舞うそのとき僕は音楽になる
2021年10月13日 07:44
アボリジニたちの音楽に楽器は存在しない。低く地を這うディジュリドゥの倍音。木片を打つブーメランの響き。そして肉体。調律という不自然さのない。西洋音階という抑圧のない。自然と隔たることのない。骨と声の音楽。伸縮する筋肉は大地を踏み鳴らし。からっぽの筒の中を風が通りぬける。音楽そのものが呼吸している。音楽という圧倒的現実。夢見のなかで、マングローブ。夢見のなかで、ユーカ