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手のひらに乗ってた君

三男は、たった28週という極低出生体重児として生まれた。
およそ1000gしかない生まれたての三男を見てショックをうけた。
両手の手のひらに乗るほど小さく生まれたのだ。

三男は繊細だ。
よく気がつくし、物事もしっかり考えている。
彼も実は自閉症である。
次男とは違い、ものを書くのも読むのも平気。
言葉もしっかりとわかりやすく話す。
忘れ物もしないし用心深い。
成績も良くも悪くもなく普通程度だ。
一体どこが自閉症なのだと言われそうである。
でも自閉症なのだ。

・漢字が苦手で覚えることができない。
・人の名前を覚えるのが苦手。
これは現在困っていることだ。

・友達とよくトラブルを起こしていた。
・癇癪持ちであった。
この2つは過去に困ったことだ。
大むね気持ちの整理が苦手であったのだろう。
それをいつしか彼は知らぬ間に改善してきた。
気持ちの整理を治すのは難しかろう。
親の知らぬところで三男は考えて気持ちを抑えて努力したのだ。
尊敬する。

学校からもほとんど補助はいらないと言われた。
普通級でずっと過ごしている。
友達との付き合いも普通だし、よくおしゃべりするし。
料理も好きだ。
お手伝いもしてくれる。

今、小学校6年生。
とても用心深く、もう6月だが、寒かったら困ると未だに半袖の上にトレーナー。体操ズボンの上にシャカシャカズボン(防風ズボン)を履いて登校している…
そんなとこが少し風変わり…
彼の地道で繊細なところが生きてくれたらいいなぁ。
もうすぐ反抗期。
やだなぁ。可愛い三男がどれほどの反抗期になるのか…

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