どれだけ愛したか

私のハンドルネーム「くいじ」の由来は以前


投稿したのですが、昔飼っていた猫の一匹の名前から来ています。

一匹は18年、もう一匹は19年、一生懸命生きてくれました。

 お別れの時は本当に悩みました。
病院に連れて行って1日でも長く生きてもらうために看てもらうか。
それとも、猫にとって18年19年は人間にすると90歳以上。十分に生きてくれた。自然に任せるか。

本当に悩みました。寿命だと分かってても、病院に連れて行って看てもらって、1日でも長く生きてほしい。でも、それは飼い主のエゴじゃないか。寿命を全うしようとしている愛猫と一緒にいてあげる。

病院に連れて行くか
自然に任せるか

母親と沢山悩んで私達は病院についかないで自然にまかせる決断をしました。

その時に、私達の救いとなった、
7SEEDSと、いう漫画のワンシーン。


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「自分の犬を殺したことはありますか?
ぼくは子供の頃から育ててきた虎を殺しました。狂犬病を発病して楽にしてやりたくて」

「そういうのなら・・・あるよ 
 深い傷を負って僕にはどうしようもなくて、耐え耐えにする息が、血の泡と一緒に傷口からもれていく、だから止めを」

「後悔しませんでしたか 
 その犬はそれを望んでいたと思いますか
 最後まで生きたかたっとおもいませんか
 自然に命が消えるまで放って置くべきだったのでは?
 殺す権利が僕にありましたか?
 あいつはそれを望んでいたでしょうか?
 わからないんです どうしたらよかったか
 ほかにはどうしようもないと、あの時は思ったんです
 でもあいつにとっては、ただ殺されただけでは?」

「僕に一ついえるとしたら
 その虎はあなたを恨んでもいないし、あなたに感謝もしていないということだよ。彼らはそんな風に考えない、ただ生きて死ぬ時に死んでいく
 こんなに苦しいなら殺して欲しいとも思わないし
 殺されるならあなたにとも思わない
 あなたに殺されてうれしいとも悔しいとも思わない
 彼らが何を望んでいるのか僕らにはわからない、
 わからないんだ源五郎君
 だからね、僕らは自分の気持ちで判断するしか出来ないんだ」

「自分の気持ち・・・?」


「うん

 どれだけ愛したか

あなたはそうするしかないと思ったんでしょう?
 そして自分の手でそうしたんでしょう
 だったら悔やむことは何もない
 もしあなたが怠けて
 楽をするためにそうしたとか
 他にも手があったのに面倒だからそうしたとか
 そうだったら死ぬまで後悔すればいい
 でも、全力で考えて 全力で尽くして それ以外にないと心で判断して
 その手でそれをしたんでしょう
 どれだけ本気で考えたか、どれだけ目をそらさずにいたか
 どれだけ本気で向き合ったか、それが人のエゴだったとしても
 僕らはそれでしか、自分の気持ちでしか、結果を判断できないんだ
 虎はあなたを恨んでもいないし、あなたに感謝もしていない
 これは僕の考えだけどそう思う 
 虎は犬とは違うだろうけど、死んで行く時、たった独りで
 弱みを見せない動物だろうけど
 でも
その虎は最後にあなたを見たときに ほんの一瞬でもうれしかったよ
 きっと そう思う」

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もし、これを読んでいる方で、愛すべき存在との別れで、悩んでいる方へ。
正解の選択肢はないです。正解がないからこそ、辛いです。が、どうか、
本気で向き合って、最後まで逃げないで、後悔だけはしないように、出来ることを全力でしてあげて、最後まで悩んで悩んで悩んで悩み抜いて、愛してあげてください。 

#7SEEDS  
#田村由美
#人生で大切なことは全てマンガが教えてくれた
#この作品がなかったら今の自分は存在しなかったと言っても過言ではない作品を晒すべし  
#この作品で本当に救われました
#ありがとうございます

貴方にも「ありがとう」を届けられますように。