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人魚姫の詩

カクテルの泡がランプに炙られる晩

月を思い出すの

願い事をする流れ星は見当たらず

広大な深海が夜空を支配して

朝日は失明の輝きよ

私には脚がある

何処にでも行けて

何も伝えられない

ブルームーンで乾杯を

どうか気づいて

泡となり溶けていく前に口付けを

#詩 #カクテル #二つの意味

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