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眠れるまで

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読んでるうちに眠くなるといいな、と思いながら創作のお話を書きました。落ちはありません。
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わたしの女の子

わたしの女の子

 

「ねえねえ、
尖った彗星の尻尾を集めて
銀河で水切りしようよ」

女の子ははしゃぎながら言った

「そのあと、天の川にボートを浮かべて、そこであつーいスパイスティー飲むの」

女の子は止まらない
椅子に膝で立ち、
テーブルに身を乗り出す

女の子の大好物のスコーン
イチゴジャムがほっぺについてる
私は、わざとついていることを教えずに
それを眺めていた
自然とくちもとが緩んでいく

変わらない

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boat

boat

夢のなかへ

恋人はいつも先にすいすいと漕ぎ出してしまい
わたしは、ひとり取り残されてしまう。

同じ布団に隣り合って
手を繋いで眠っていても
眠りの世界へ旅立つときには、同じボートには乗れないようになっているみたいだ。

いくら愛し合った夫婦でも
大事に育てたこどもでも
いつも元気がない時なぐさめてくれたペットでも
みーんな、
死ぬときはひとり。というのに似ている。

それはとても寂しいようで

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