2022
嵐はいつか過ぎ去る。そりゃそうだよ実際過ぎていった。
でもその余波が収まらないうちにまた次の嵐がきて、僅かな晴れ間、濡れた体を乾かす暇もなくまた雨に打たれる。泥濘んだ足場では飛べやしないし走れもしない。それでもぎりぎり身動きは出来てしまえる。息を切らしていないと不安だった。そんな風だった、2021。ようやく終わったという安心感と、もう終わってしまったという焦燥感。みなさんはどれくらいの割合ですか。私は4:6くらいです。
明けましておめでとうございます、四月です。
昨年関わってくれた方々、本年も引き続きよろしくお願いいたします。目標も抱負も各位あると思いますが、それぞれが、それぞれの歩みで、また一年越えていくだけです。明日に手招きされるから、断ち切りたい昨日があるから、越えていくだけです、粛々と。大丈夫とはとても言えませんが、いつか大丈夫になるまで、お互いに悪足掻きしていきましょう。今までもそうであったように。
夜行バスは静寂を乗せて東京を発つ。耳元では阿部真央の深夜高速が流れている。こういう時に聴きたい音楽がちゃんとあってよかったと心底思う。隣が空席なのに少し感謝しながら、大阪まで8時間かけて、私は私の中で今年の決意を固めたいと思います。
それではみなさん、良い夜を。
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