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『サウナ×自己実現』Q&A

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『サウナ×自己実現』に関するQ&Aをとりまとめています。
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2022年9月の記事一覧

サウナ→水風呂→休憩(外気浴)の理想の導線

1.『ととのう』の正体高温のサウナ室の中では、自律神経がその暑さに適応しようとするため、 交感神経(緊張・興奮状態)が活発化し、血中のアドレナリン(興奮物質)の濃度があがります。 下の図はX軸が時間、Y軸が交感神経と副交感神経の活動量を表しています。 赤枠のサウナ室内での動きをみると、自律神経(黒線)が交感神経側へと揺れ動いており、それに応じて血中アドレナリン濃度も高まっていることがわかります。 次に、冷水浴(水風呂)の部分をみていきます。 サウナの厳しい高温によって

新宿、渋谷周辺のおすすめサウナ

ぼくのおすすめは、都内の箱根こと『由縁別邸 代田』です。 主な理由は、以下の通りです。 ①ほぼ貸切 ②施設全体が極めて高いレベルで洗練されている ③宿泊施設でありながら、日帰りプランが2,850円〜 ①ほぼ貸切サウナー御用達のサウナ検索サイト『サウナイキタイ』で東京を調べると、サウナ好きなら誰しも知っているような名だたる施設が、ずらりとヒットします。 おすすめというのは人によって異なりますが、ぼくにとって大事なのは『混んでいないこと』です。ここ『由縁別邸 代田』は、穴

温浴施設の清潔感について

以前の記事で、大衆浴場は施設の方がそれはそれは大変な工数をかけて掃除をしていることを述べました。 サウナが大好きなぼくにとって、こういった姿勢を持った施設の方には本当に頭が下がる想いなのだが、今回はまた別の話。 ①不特定多数の人が利用するような場所に対する抵抗感昨今のコロナ禍もあってか、不特定多数の人が利用するような場所で、なにかに直に触れることに大きな抵抗を感じるようになりました。 例えばトイレ。 飲食店やコンビニなんか特にそうなんだけど、自分の前にどんな人が使って

サウナ室で閉じ込められたらどうしよう!?

サウナ室は高温且つ薄暗い空間なので、『閉じ込められたらどうしよう!?』と不安に思われる方もいるかもしれません。 結論、大丈夫です。 ①サウナ設置にはとても厳しい消防法の条件をクリアしなければならない サウナ室を温めるサウナストーブには様々な熱源があり、電気やガス、薪を燃やす、遠赤外線型、ストーンといった、その種類は多岐にわたります。この熱源を原因とした火災発生を防ぐために、厳しい条件をクリアしなければサウナを設置することはできません。 例えば、消防法です。 消防法は、

温浴施設にあるドライヤーの風力が弱い理由

大衆浴場のような場所に備え付けのドライヤーといえば、風が弱すぎてなかなか髪が乾かなかったり、重すぎて手が疲れてしまったりと、あまり良い印象がない人が多いのではないでしょうか。 大衆浴場のような温浴施設では、なぜこのような、風が弱かったり、重かったりするようなドライヤーが使われているのでしょう。 ①コストがかかるドライヤーで一番大切なのは風量です。 いうまでもなく、ドライヤーの風量が強ければ強いほど髪の毛を乾かす時間も短くできます。特に女性はロングヘアーの方が多いので、風量

日本人が湯船が恋しいと思う理由

①日本と海外では、『水』に対する価値観が違うから日本と海外では、『水』に対する価値観が大きく異なります。 日本は四方が海に囲まれており、水資源が非常に豊かな国です。また、上下水道のインフラも整っており、蛇口をひねれば十分な水が各家庭に行きわたります。水道水はもちろん、お風呂や洗濯など、あらゆる場面できれいな水を使用することができます。 一方で、海外では日本と同じように水資源が豊富、上下水道インフラが整っているところはそうそうありません。貧富の差も激しく、水は一滴無駄にでき

サウナ好きに至るまで

①温泉→昔から好き サウナ→無関心サウナは温浴施設と一緒に設置されていることが多いですが、ぼくはもともと温泉が好きで、よく行っていたので、そのついでという位置付けでサウナにもたまに入っていました。 ただ、以前は『ととのう』といった表現を知らなかったので、『とにかく我慢して汗をかくための場所』くらいの認識しかありませんでした。だから水風呂も入らなかったし、外気浴をしようと思ったこともなかったです。 ②サ道がきっかけでサウナに興味を持ち始めたサウナに興味を持ち始めたのは――多

プロサウナーへの道

①プロサウナーとは?『プロサウナー』って言葉に違和感があって、サウナにプロもアマチュアもないでしょう、って思っていましたが、どうやら違っていたみたいです。 サウナに長い時間入れるかといった、サウナ好きが高じて周りに普及活動をする人のことを指すわけです。要は、プロサウナーだから偉いとか、アマチュアだから偉くないといった優劣的な話ではないということですね。安心しました ちなみに、プロという意味をwikipediaでしらべたところ、このようにありました。 となると、 サウナー

サウナで脳を休ませてあげましょう

サウナ浴は、 ①サウナ【80〜100℃】 ②水風呂【15℃】 ③休憩(外気浴)【30℃】 ※あくまで一例です。 の一連の流れを1セットとし、合計3セットほど繰り返すことで、『気持ちいい状態』になります。これをサウナ界隈では、通称『ととのう』と表現します。 では、サウナや水風呂といった厳しい温度環境下では、身体と頭の中はどうなっているのでしょうか。 今回は頭の中――即ち『脳』――にスポットを当てて考えてみたいと思います。 ①サウナと水風呂という厳しい環境下では、脳はど