サウナ室で閉じ込められたらどうしよう!?
サウナ室は高温且つ薄暗い空間なので、『閉じ込められたらどうしよう!?』と不安に思われる方もいるかもしれません。
結論、大丈夫です。
①サウナ設置にはとても厳しい消防法の条件をクリアしなければならない
サウナ室を温めるサウナストーブには様々な熱源があり、電気やガス、薪を燃やす、遠赤外線型、ストーンといった、その種類は多岐にわたります。この熱源を原因とした火災発生を防ぐために、厳しい条件をクリアしなければサウナを設置することはできません。
例えば、消防法です。
消防法は、火災を予防、また、被害を最小限に抑えるために必要なことをまとめた法律です。サウナ施設の関係者は、火災発生時に必要な消火や避難、消防活動に必要とされる設備を、政令で定める基準に従って設置し、維持する義務や、いつ火災が発生しても消防用設備が確実に作動するように、定期的に点検を受けて消防長または消防署長に報告を行う義務があります。
②厳しい自主基準をクリアすることも求められている
消防法のみならず、社団法人日本サウナ・スパ協会というサウナ界隈の重鎮による厳しい自主基準も定められています。
その一例を抜粋すると、
このような、もう耳から脳みそが出てきそうなくらい、きめ細やか且つ非常に厳しい条件が記載されています。
逆に言えば、既存のサウナはこういった厳しい条件をクリアしているということです。特に、異常に温度上昇したときに自動的に電源を遮断することができる自動停止装置があるというのは、安心材料の1つですね。
③非常ベルがある
サウナ室は高温且つ密閉空間なので、迅速且つ絶対に第三者が気づけるシステムを構築しておくことは必須です。
先述の消防法やサウナ設備設置基準に記述は見られませんでしたが、多くのサウナ施設では『非常ベル』を設置しています。
よくある場所として、緊急時でも見つけやすく、人の出入りの妨げになる場所にない、即ち出入口付近に設置されていることが多いです。
従って、サウナ室に入ったときには出入口付近をまず見て、非常ベルの場所を把握しておくと良いです。
『万が一の時はこれを押そう・・・!!』と思えるだけでも精神衛生上良いですからね。
④様々な非常ベル
非常ベルがあると、万が一の時に安心ですが、テントサウナのような、アウトドアサウナだと、自然の音や、周りが盛り上がっているなんかで、音が聞こえないなんてケースが考えられます。
従って、音以外の、パトカーのパトランプのような、光で緊急事態を伝えるデバイスがあると、より安心だなと思います。
そういうわけで、こういったアウトドアサウナ向けに作られている非常ベルってないだろうかと虫の良いことを考えながら調べていたら、なんとありました。
これなら、アウトドアサウナでイベント中などで、賑やかにしていても、遠くの事務所にいても、回転灯やブザーで知らせてくれるので、万が一のときでもすぐに対応ができますね。
⑤まとめ
Q:閉じ込められたらどうしよう!?
A:大丈夫です。
①サウナ設置にはとても厳しい消防法の条件をクリアしなければならない
②厳しい自主基準をクリアすることも求められている
③多くのサウナ施設では出入り口付近に『非常ベル』がある
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