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#87 ガイドさんとまわる小田原城【ソロ旅日記②】

小田原城へはちょうど3年前の2020年3月に来たばかり。その時は例の通称・俺様の元彼と車で来て、湯河原温泉一泊+城廻りの旅(100名城スタンプ集め)。小田原城→石垣山城→山中城とまわってきました。なので今回の小田原城は、さくっと軽めに、天守閣の中には上がらずに見ることにします。

【前回までのブログはこちら⬇️】

私の中で小田原城のイメージと言えば、やはり豊臣軍の小田原城攻め。100名城スタンプを集めるにあたって、歴史に疎いので少しは勉強しておこうと思い読み始めたのが「センゴク」というコミック。文字ばっかりの歴史本は難しそうで抵抗があったので、コミックなら私でも楽しみながら学べるかなという安易な考えで(それでも説明が多くて結構難しかったです)。

原作の宮下先生、現地取材をしながらたくさんの資料を参照にして
かなり詳細に合戦の場面を描かれています

ネットで調べてみたら、2019年に原画展までやってたんですね。私が100名城スタンプを集め始めたのが2019年の8月だから、このときはまだ「センゴク」のコミック知りませんでした。残念!

平日の朝9時半ぐらいなので、城内はまだ閑散といます。

とりあえず、観光案内所の方へ
お堀にカモ。定番の風景。
これはめがね橋だったっけかな〜?

もう一度小田原城の案内図

馬屋曲輪近くに「二の丸観光案内所」というのがあるのですが、建物の前に10時から見学ガイドがあるという札が立ってました。せっかくなので、ガイドさんに案内をしてもらい、それまでの30分の間どこかで時間をつぶすことに。
ふと目についた、忍者館(歴史見聞館)。

時間が早いので、まだお客さんは誰もいません

受付の人にどういう施設なのか聞くと、(小学生位までの)子供がゲーム感覚で忍者体験をしながらミッションをクリアするという感じでした。いい年したおばさんが1人で来るような場所ではないけど、「入りますか?」という受付の人の確認。本当にいいのか?という念押しでしょう。普通だったらやめとくんだろうけど、恥ずかしさよりここで時間が潰せそうだと思い、とりあえず入館して子供が遊ぶようなゲームを体験してきました。館内のおばさんスタッフが、自分よりもさらに年上のおばさんを相手に色々と説明するのって、どんな気持ちだったのか汗?

ちょうどいい塩梅で見学の時間になり、ガイドさんと対面。
やっぱり今回もマンツーマン。
登場したのは…今まで出会ったガイドさんの中でおそらく最高齢?っぽいおじいちゃん。しかも、か細い声でぼそぼそ、滑舌も悪くて聞きとるのが困難。全身を耳にして集中していないと聞きとれません(それでも聞きとれないので、何度か聞き返しました)。

正面入り口の馬出門とガイドさん
馬出とは、虎口(城の出入り口)に堀を隔てて設けられた小さな曲輪のこと。
そこに兵を待機させて、攻めこんでくる敵を攻撃します。

馬出門・内冠木門の2つに囲まれた升形。小田原城は「難攻不落・無敵の城」として有名だとか(スタンプ集めてる割には城マニアではないので詳しくありません😅)。「センゴク権兵衛」の小田原城攻めのシーンが脳裏によみがえってきます。(あいにくコミックは、今回の引っ越しの時に全部処分してしまい、見直すことができないんですけどね)

門を入ると遠くに天守閣が見えます(ガイドさんの説明より)。
でも、本丸に行くまでには数々の難関が!
この升形で馬をおりると、ガイドさんが言ってたような、、、😅
これが内冠木門。
この門を通過するまでに、かなりの兵士が弓矢や鉄砲で撃たれちゃうんでしょうね
塀の高さもかなりあります。
三角や長方形の穴から、攻めてくる敵を狙って打ちます。

そして、小田原城見所のひとつ「銅門」(あかがねもん)!!

二の丸の表門で、江戸時代のほぼ全期間を通してそびえていた。
現在の門は、平成9年に復元されたもの。
復元とはいえ、立派な門に惚れ惚れします
門の内側から上を見上げると、ものすごい梁が!
(あ、また指が入り込んでいる😥)
門の外側の庇の下には、石を落とす扉があります。
何が何でも敵を中に入れるな!という北条氏の必死の思いもむなしく
豊臣軍におとされてしまうんですけどね…

日曜日だったら、銅門の上の部屋も公開していたようです。

これは2020年3月に撮影した時の写真
銅門の上で、北条さん達が会議をしています

ちなみに、小田原評定という言葉は「長引くだけで、いつになっても結論の出ない会議や議論」という意味での比喩表現として現代では使われるそうですが…人生の中で1度も聞いたことないなぁ〜

復元にあたって、江戸時代の工法や技術をもとにしてます
銅門の模型も展示

小田原城の中で、私の1番のお気に入りはこの銅門なので、いろんな角度から写真撮影。

この石垣のなんとも美しいフォルム❗️
どーんっ!!って感じですね
さらに別角度からも。
成形された石がふぞろいの石を囲んでるんですね

小田原城攻めのときの様子

萌えますね〜😆
この堀には、6月には紫陽花、そして花菖蒲が見られるらしいです
確かここは、武器等をしまっておく場所とガイドさんが言ってたような😅
この家紋についてもぼそぼそ説明してました。葵の御紋とかなんとか?

調べてみたら「1634年3代将軍徳川家光が天守からの眺めを楽しんだとの記録があるように、江戸時代の小田原城は、徳川将軍家の上洛の際の宿所、御成城であり、天守も含めて本丸は藩主ではなく将軍家の敷地として使われていました。」という記載がネットにありました。
考えてみたら、北条氏が滅んだ後も小田原城は存在してたんですものね。徳川家の御紋があるのも当然ですね。

最後は、小田原城の城門の中でも大きく堅固に造られた「常盤木門」をくぐります。

入れるもんなら入ってみろ!!的な、巨大な門
私が写真を撮っている間、ガイドさんはお散歩の
子供たちと戯れていました😅
門の中から振り返って撮影。ものすごい奥行き

本丸に入りました〜❗️門のすぐ近くにあるのがこの大木。

小田原城跡本丸の巨マツ。
推定樹齢約400年、樹高30メートル
皆さん、このプレートの後ろに立って天守閣と撮影してました
天守閣近くの石垣。反りがカッコいい😆
別角度から見上げる天守閣

この後、城周辺をガイドさんとまわって行きます。
続きは、こちらから⬇️

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