見出し画像

#179 はけの道と武蔵小金井駅界隈【まちの風景】

2023年10月8日(日)散策

時折り雨がパラつくわりと肌寒い日曜日。
歩くにはもってこいの日。1人で行くつもりだったのですが、急遽ツレができたので現地で待ち合わせしました。目的は小金井市の彼岸花(とっくに見頃は過ぎていますが)群生地と、その近辺の散策。

念のため?、小金井市の場所確認。
東京を知らない人のために説明しておくと、中央線が走っているので都心への通勤も便利な上に自然も豊かなので人気の住宅街。
市内に大学もいくつかあるため学識者が多く住民意識も高いイメージ。私も長いこと小金井市で働いていたので、懐かしい場所です。

ネットから拾ったピンボケの地図

ルートは三鷹からバスを使って、野川公園にある「自然観察園」近くの停留所で降ります。


都立野川公園

バス停からすぐのところにある野川公園の入り口
遊歩道に入ると、ジャバジャバと勢いよく流れる水の音が…
上に道路があったため、トンネルをくぐり…
いくつかの橋を通りすぎ…
子供たちが川で何かを捕獲してるようです
川の近くまでおりてみる

飛行機の音がしたので、空を見上げると…

近くにある調布の飛行場に向かっているのか?
調布から飛んできたのか?
櫻橋を渡ると、その向こうに自然観察園の入り口があります

自然観察園

月に何度かガイドさんによる園内散策があるようです

園内で拾ったリーフレット

観察園自体は、さほど広いという感じではない

野川

説明文によると、
国分寺を源に世田谷の多摩川に注ぐ野川は約20キロメートルの河川で、国分寺崖線(はけ)の崖下からは清らかな湧水が湧き出ています。
最近まで、豊かな水を利用して、稲作やわさび栽培も行われていたとか。野川の周りには、たくさんの野鳥や植物を見ることができます。

自然観察園の中に入り、彼岸花群生地に行くと…

見頃は過ぎているので、無残なお姿…😢

もう終わっていることは事前にネットの情報でわかっていたので、今回は場所の確認ということで。また次回、見頃の時に来ることに。

本来は、前の週に日高の巾着田に行く予定だったのですが、天候とかスケジュールの都合で断念。花はタイミングが大事なので、なかなかうまいこといかないですね💦

数本だけ、遅咲きの彼岸花が咲いていました
こんな桟橋を渡って、園内を歩きます

花の周りには、蜂🐝もぶんぶん飛んでましたが、山登りに慣れているツレの「ミツバチなので大丈夫」という言葉に一安心。虫が苦手な人は、こういう場所は無理かもですね。

野川周辺は、きっと蛍も綺麗かと…
園内には5つの池がありました
鬱蒼とした樹木🌲🌳

少し先から、女性のきゃーという悲鳴が聞こえたので、何ごとかと思って近づいていくと…

気がつかずに、芋虫くんに手が触れてしまったらしいです。
(虫が苦手な人はすみません…もう遅いけど😅)

なかなかきれいな幼虫。将来は何になるのかと調べたら、キアゲハなんだ〜‼️

桟橋を渡っているので、ちょうど目の高さにどんぐりの木が。
下に落ちてるどんぐりは見たことあるけど…この目線で木になってるどんぐりを見るのは初めてかも?

実が落ちて、ドングリの帽子だけが残っているのがかわいい☺️

観察園を歩いているといろいろな植物に出会いますが、先日まで放送していた朝ドラ「らんまん」の牧野万太郎のごとく、“これは何じゃろう〜?”と興味をそそられるものがたくさん☺️
そこは現代人なので、Google先生に聞きますが笑。

Googleレンズによると、ヌスビトハギと出てきたけど?🤔

自然観察園を出て、次の目的地「はけの道」へと移動します。

西武多摩川線

ひなたぼっこ好みの送電線と鉄塔発見💡‼️
武蔵境駅と多摩川方面(府中市)を行き来している西武多摩川線。

通称「是政(これまさ)線」。始発から終点までわずか12分の路線。
多摩川線の写真を撮っていると、こんな看板を発見!!
この辺は、石器時代の遺跡のようです。

はけの道

JR「武蔵小金井駅」南口より徒歩7分のところにある「金蔵院(こんぞういん)」の前から、野川と西武多摩川線が交差する付近にある「二枚橋」までの、はけの下を東西に伸びた約2kmの道のことを「はけの道」といいます。
「はけの道」と崖の上の道との間には風情ある坂や階段が幾つも走っており、その周囲には古い民家も残り、武蔵野の雑木林が広がる自然豊かな景観となっています。(ネットより引用)

さらに、昔の有名な小説にもこの場所のことが詳しく書かれているようです。

大岡昌平著「武蔵野夫人」の冒頭

土地の人はなぜそこが「はけ」と呼ばれるかを知らない。「はけ」の荻野長作といえば、この辺の農家に多い荻野姓の中でも、一段と古い家とされているが、人々は単にその長作の家のある高みが「はけ」なのだと思っている。中央国分寺駅と小金井駅の中間、線路から平坦な畠中の道を二丁南へ行くと、道は突然下りとなる。野川と呼ばれる一つの小川の流域がそこに開けているが、流れの細い割に斜面の高いのは、これがかつて古い地質時代に関東山地から流出して、北は入間川、荒川、東は東京湾、南は現在の多摩川で限られた広い武蔵野台地を沈殿させた古代多摩川が、次第に西南に移って行った後で、斜面はその途中作った最も古い段丘の一つだからである。

ネットより引用

やはりプロの小説家の文章は、表現力が豊かでわかりやすい!!

国分寺崖線(はけ)とは

高さ10メートルから20メートルある野川の左岸に続く崖。
何万年もの昔、多摩川の流れが削ってできた地形で、貴重な動植物の生息場所にもなっている。
「はけ」という呼び方は「方言や古語」で武蔵野地域に多いとされる。
古くから湧水の多い場所で、崖の北側の大地に降った雨水が地面に浸み込み、南側の低いところから湧き出す。これらの湧水が集まってできた流れが野川。野川は世田谷の二子玉川で多摩川と合流するまでの約20キロメートルを国分寺崖線に沿って流れている。

リーフレットより抜粋

さらにネットで調べていくと、わかりやすいイラストがアップされていました。

ネットより拝借

見る人が見ればすぐにぴんとくるイラストかもしれませんが、やっぱりひなたぼっこの理解度では、「ブラタモリ」のように、専門家の人に解説してもらったほうがわかりやすいなぁ〜。

気になる飲食店

はけの道を歩いていると、気になる建物発見!
どうやら、北海道料理を提供している飲食店のようです。

その名もコタン‼️

ネットで検索したら、なかなか内装がおしゃれな店でした。
中でも、アイヌ民族の料理を現代風にアレンジしたコタン創作料理「ゴールデンカムイ膳」というコースが気になる〜😆

早く実写版が見た〜い‼️

左手側は武蔵野公園。こんな道を歩いてます。

人通りもなく、静かな道
野草好きな人はきっとテンション上がるねー⤴️

97階段…緩やかなので、特にきつくはありませんでした。

お天気が良ければ、富士山が見えることもあるらしい

ムジナ坂

 昔、この坂の上に住む農民が田畑に通った道で、両側は山林の細い道であった。
だれいうとなくこの道をムジナ坂といい、
暗くなると化かされるといって怖がられ、遠回りをした。(説明書きより)

ムジナって…タヌキやアナグマのことをいうのですね😅
「同じ穴のムジナ」…なるほど!!この年になって今頃気づく。

小金井市立はけの森美術館

小金井市で働いている時から気になっていた美術館で、いちど来てみたいと思っていた場所でした。せっかく目の前を通ったのだから、入ってみました。

終戦後まもなく小金井市に移り、晩年まで過ごした洋画家・中村研一の作品を中心に所蔵。主に、戦争絵画が中心でした。

撮影オッケーなのはこの中庭だけ。これも美術展示の1つ。

金蔵院(こんぞういん)

このお寺が「はけの道」の終点。武蔵小金井駅も近いです。

武蔵小金井駅界隈

駅から徒歩10分位の場所にある、昭和レトロな中村文具店。

この辺りではわりと有名です
また、遺跡の案内板発見

久しぶりに歩いてヘトヘトに疲れてしまい、駅近くのカフェで休憩。

見た目は何かと思うかもしれないけど、フレンチトースト。
少し苦めのカラメルソースがおいしかった。
久しぶりに見る小金井市役所第二庁舎。
あれ!こんな立派な建物だったっけ?
駅前のデザインマンホールの蓋

傘をさしていたので撮影はできませんでしたが、私が通勤していた8年位前と現在の武蔵小金井駅周辺はすっかり変わってしまい、ツインタワーマンションができたり再開発されて別の駅のようでした。

13時半にバス停を降りて、17時半に武蔵小金井駅へ。
カフェの休憩を入れて4時間の行程。

ウォーキングマップ

歩いたコース。みはらし坂は通過してしまいました💦
ピントがいまいちあってませんけど…

この日の歩いた距離 約8キロ
歩いた歩数 14,000歩
久しぶりだったのと初対面のツレがいたので、マジ疲れました〜😓

参考ホームページ


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?