深夜の植物通信

【執筆者:空閑涼風/kuga_suzuka】気まぐれにベランダで育てている植物や窓辺に…

深夜の植物通信

【執筆者:空閑涼風/kuga_suzuka】気まぐれにベランダで育てている植物や窓辺に設置した水槽の観察日記。またはそれらに振り回される日々を綴った随筆めいた雑記など。

最近の記事

または如何にして私は心配するのを止めてラベンダーを育てることになったか

ベランダ住宅事情に関して情報共有は果たした。 次は環境に関する共有。 また私の心配事を共有しようと思う。 昼間にベランダに出ると嫌な音を立てて飛来する生物が存在する。蜂だ。種類を正確に特定するのは難しいがアシナガバチだと思われる。虫が苦手な自分としては、あまりにも大きく感じるサイズ感の蜂である。飛来する原因は隣家の椿なのではないかと訝しんでいるのだが、隣の青い芝生に対する手段を人類は遥か昔から持ち合わせていないので隣家がどうであろうと自分の芝生でどうにか戦う必要がある。

    • このベランダの片隅に

      部屋にベランダがある。 実は条件としてこれ以外に動機は必要ない。そこにベランダがある、ベランダに出てみる、ここにベランダがある、本当はそれだけで良かったのだ。 皆さんはベランダーという言葉をご存知だろうか? 庭にて園芸を行う人々を「ガーデナー」と呼ぶのに対して、いとうせいこう氏が提唱した「庭を持たぬ都会人がベランダにおいてロマンを追求しながら園芸を嗜む存在」が「ベランダー」である。 いとうせいこう氏はベランダーの日々をエッセイとしてまとめており詳しくは名著『ボタニカル・

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