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[資料翻訳]家事使用人のマネジメント 08 第8章 ディナーの給仕とテーブルの準備


■良家での勤務経験がある使用人と経験不足の使用人

ディナーの給仕とテーブルの準備は、家事の中でも最も重要なものの1つです。バトラー、フットマン、パーラーメイドを問わず、使用人の側の経験不足や訓練不足が最も早く露見するポイントになります。

スマートでファッショナブルな家、あるいは通常「良家」と呼ばれるような家に勤めていた使用人は、これらがどのように行われるかを完全に理解しており、女主人からの訓練や指導を必要としません。しかし、このような有能な使用人は、一般に、最後に勤めた家よりも地位や立場の高い家、あるいはより大きな屋敷で働くことを希望しています。賃金の問題は、本当によく訓練された使用人を得ることの難しさを増大させます。

自分のビジネスを知る者は、自分の価値を知っており、トップクラスの賃金を主張します。それは、中程度の収入の家庭の多くの女主人には、与えることが正当化できないような賃金です。結果としてそのような支払いをできない女主人たちは、「良家」に勤めたことがなく、それらの家庭で一般的に行われる様式・やり方を身につけていない使用人と契約しなければならないのです。

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