私のゼミと戦友たち

2019年5月、人生の転機が訪れる。

大学生活2年目、ノリで入ったサークルなんて気の合うわけもなく、スピード脱退。
なんとなく日常を過ごしていたら、ゼミの募集期間が近づいてきた。

どうやら、自分の学部にはゼミが20種類あるらしい。

他大学や同大学の先輩の話をきいていても、ゼミなんて所詮そんな大事じゃないよと言われていた。

軽い気持ちでゼミブースにはいったとき、全身に衝撃が走った。

ディベート大会をしている先輩方の姿をみて、ここしかないと直感で感じた。それ以外受け付けなかった。

今思えば自分は、本当はしっかり弱くて、緊張しやすくて、だめだめな自分を変えたくて、そんな自分を認めたくて。

そして、学部1のガチゼミに面接で合格。
今考えれば先生に頭が上がらない。

全員と初めて顔を合わせた初日の自己紹介。
緊張で震えて本当に情けなくなったけど、それでもお疲れ様と声をかけてくれる同期のみんなに、この人たちならきっと弱さを見せながら頑張れるかも。と思えた。

そしてもう2年が経ち、ゼミのメインイベントのディベートも、ビシコンも、全て終わってしまった。

私は人前でそんなに泣いたりしないけど、ゼミでは何回泣かされたかわからない。
悔しい。うれしい。かなしい。いろんな感情を教えてもらったなあ。

そして、自分が泣いてる姿を自然と見せれる仲間も、それを受け止めてくれる戦友もできた。

誰よりも尊敬できて、大好きで、慕ってるみんなとここまでがんばれたことが奇跡で。

そんなみんなに自分と頑張れてよかったと言われたとき、自分のことをより一層好きになれた。

私は結果は全て出すことができなかった。それに対して、自分の能力の無さや努力不足が1番の原因であると今でも思ってるけど、

何をどう考えても、結果ができなければならないチームだったと言ってくれる戦友や、
同じチームで、ここまで仲良くなれて嬉しかったと言ってくれる戦友達がわたしにはできた。

なにがそんなに不満だったのか、悲しくなっていたのか、わからなくなった。本当に自分はまだまだだな、と思いやられた。ありがとう。

同じチームだった人達の前では弱い自分もいい自分を全て含めて、さらけだすことができた。そんな自分を少しは、今は好きになれたよ

幸せで、贅沢で、つらくて、でもやっぱり大好きで大切な2年半。お金にも、他の何に変えられない。

いっぱい助けてもらったから、
これから先の人生で、戦友達か辛い時、誰よりも助けてあげたいとおもう。本気でそう思える環境を作ってくれた先生、同期、ありがとう、

あと少しで大学生活が終わってしまうから、

環境が変われば、また人は変わるけど、
自分が大切にしたい!と思ったこの感情を忘れないように、備忘録。

みんなにとっても、自分が大切な存在になれるように
これからも努力します〜、おやすみなさい。

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