牛に引かれて善光寺

こんにちは。ネット通販1年生です。
SNSの縁で知り合った友人に誘われて始めた縫製のお仕事、イベント出店からはじまり地元の雑貨店に委託で商品を置いて頂いて12年になりました。
そんな私がwebshopを始めたのが去年の12月。沢山の方々に支えられもうすぐ1年になろうとしています。
以前から通販が気にはなりつつも重い腰を上げることなくただ過ぎて行った数年。きっかけはTwitterの投稿でした。

昔から愛用してきた割烹着をみんなにも着てもらいたいと使いやすく現代風にアレンジした『カシュぽうぎ』、このツイートを投稿した当時はこれをネットショップで販売するなんて夢にも思っていませんでした。

6月の展示会の受注製作が終わってのんびりと過ごしていた頃、委託店へ納品する商品を考えていて「時期的に割烹着なんていいんじゃないか?」と思いついたのが始まりでした。しかもちょうどリネンホワイトと品番を間違えて発注してしまったリネンベージュのデッドストックが1反あったのです。
そうなんです。実はデットストックの生地を消費するために作り始めたのがこのカシュぽうぎなのです。

委託店で販売するつもりで何気に投稿したツイートが思いの他好評。しかも通販のお問い合わせを頂くまでに。
正直なんと答えていいか分からないほど動揺していました。
直接お客様と対峙するのが怖くてずっと敬遠していたwebshop、でもいつかやってみたい…いや、そろそろ自分でちゃんとやらないと…と思っていたwebshop。そう、やるなら今でしょ!
そこから大急ぎで数枚縫って、右も左も分からないままshopを開設したのでした。
『牛に引かれて善光寺参り』私は『Twitterに押されてwebshop開設』です。

誤発注した生地を消費できれば…と思って作り始めたものが、今は誤発注した生地を再度仕入れて制作するように。沢山の方々にご愛顧いただけて感謝の気持ちでいっぱいです。

委託店に守られ、ただ制作していれば良い立場にずっと甘えていた私。
思いがけない展開からおそるおそる一歩を踏み出した世界は、ずっと広くてそしてあたたかでした。
私と繋がって下さったみなさんに心から感謝しています。そしてこれからご縁が繋がっていくかもしれない誰かに思いを馳せてわくわくしています。
人生何がきっかけでどう転んでいくか分からないものですね。
これからも転がり続けたいと思います。


この記事が参加している募集