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こどものこと①

 長男は赤ちゃんの頃からなかなか寝ない子だった。お昼寝もしなかった。わたしも寝れないので、ヘトヘトだった。
 長男の精神的な発達もゆっくりめだし、不眠症と発達の遅れがありそうだとなんとなく思っていた。にしても言葉を覚えるのは周りより早かったので異常だとは検診でも言われなかった。でも長男はいつも優しく笑顔なのでみんなから好かれる子だった。
 小学3年生の時に、担任から漢字が覚えられず、文章問題が理解できないので、発達検査を受けてみて下さいと言われ、受けた結果が視覚優位の発達障害で、その影響で不眠症だったことが分かったのだ。
 わたしはそのことがなんとなく分かっていたから、長男には「自分ができることをがんばればいい!」と小さい頃から言ってきた。主人はなかなか現実を受け入れられず、長男が出来ないことでたびたび厳しく叱責したりしていて、それで何回もわたしが主人に止めるように怒るというのが常だった。

 長男が小4の時の担任に問題があり、教室に入る事が出来なくなった。そして小5からはなかよし学級に入級し、小4の学習内容を行った。なかよし学級の先生たちが優秀で、1年足らずで長男は自信を取り戻し、通常学級に戻りたいと頑なに言っているのだ。中学くらいまでなかよし学級でもいいし、ゆっくりがんばったらいいからと長男に伝えていたが、子どもの成長の凄さに、自分が付いていけないでいる。

 3つ下の次男は妊娠してすぐにNT浮腫の診断があり、30%の確率でダウン症の可能性があると言われる。羊水検査も進められ、なぜか、主人の家族からはっきり分かったほうがいいから、羊水検査受けた方がいいと言われる。
 回りになかなか羊水検査受けた人がいなくて情報が少ないので、ネットで調べてみると、500人に1人の確率で流産の可能性がある。どうするか悩んでいる人には必要な検査だが、産もうと思っている人にはほぼ必要のない検査だと分かった。  
 わたしは次男を産みたいと思っていて、主人に再度確認したところ、産んでいいと言うので、それなら、「羊水検査受けなくていいみたいだよ。」と伝えても、何故か主人と主人の家族が絶対に羊水検査を受けるように言うのだ。実はここにはコントロールしている第三者も絡んでおり、その人に「はっきり覚悟を決めるために羊水検査を受けるように」と伝言があったからと圧をかけられたのだ。
 わたしは考えに考え抜いて、周産期医療センターにて問診票に「わたしは赤ちゃんを産もうと思っていますが、主人や主人の家族が心配をしていて羊水検査を受けるようにと言うのでここまできました。でもわたしは産もうと思っているので、受けるべきかどうか悩んでいます。」と書いた。担当の医師がとても優しく優秀な人で「羊水検査はどうしようかと悩んでいる人にはメリットがありますが、産もうと思っている人にはメリットがありません。だから受けなくていいんですよ」主人がとても険しい顔になり、わたしが「覚悟を決めるために受けなさいと言われて」すると医師が「だれしもそんなに強くありませんし、流産の可能性もあるんです。だから受けないという事で、予約は行いませんよ」
 医師から言われたら、流石に納得するだろうと思っていたが、主人や主人の家族や第三者が全く納得せず、その後も「あの時羊水検査を受けなかっから…」となぜか次男が生まれるまで圧をかけられたのだ。
 緊張の中、帝王切開(長男を緊急帝王切開で出産していたため)で次男が産まれると、なんとなんと、無事に産まれたのだ。
 とにかく安心したのと同時に心労が来てあまり感情がわかなかった。でも、でも、もちろん無事で嬉しかったのは間違いない。
 次男は言葉より動く事が早かった。だからとってもやんちゃですぐに姿が見えなくなるので追いかけるのが大変だった。

 長男も次男も野球が好きで。(わたしは興味ない)特に今、次男は毎日練習をがんばっている。長男も次男も全くタイプが違う。課題も全然違うし、ペースも違う。
 だけど、それぞれのペースに合わせて野球を頑張ればいいと思っている。それを少しでも手伝い応援できたらと思う。

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