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恥ずかしくて聞けないおならの「なぜ」

おならは、誰もが経験する現象ですが、その「なぜ」についてはなかなか恥ずかしくて聞けないものです。

今回はよく聞かれる質問をもとに、おならのにおいの原因、おならを抑える方法などについて解説します。

おならの「なぜ」について詳しく知りたい方は、ぜひ読んでみてください。




おならが多いのは腸内環境が悪いから?


お腹が正常に動いていればおならはでます。

逆にいうと、おならが出ることで腸の動きを確認できるので、外科手術後などのおならというのはとても大事なチェックポイントです。

日常生活では、消化機能がおちていると食べ物が腸内で腐敗し、おならが増えることがあります。

考えてみれば、37度という生暖かい環境で食べ物を放置すれば時間とともいに腐敗していくのが想像できると思います。

自分の消化機能以上に食べた過ぎたものなどは腐敗へとつながっていきます。

そのときに腐敗臭なども発生しますので、おならは腸内環境を評価する一つの指標にはなります。

但し、にんにくなどの匂いの強い食べ物を食べた時にも自然におならのにおいが強くなるので、匂いだけで腸内環境をチェックするのは少し難しいかもしれません。

ただ、匂いと腸内環境に関しての研究もすすんでいるようですので、いつか匂いを測定するだけで腸内環境が判定できる時代も来るかも!?

今後に期待したいものですね!



意外と多いおならが増える原因


おならの量は腸内環境だけでは決まりません。

皆さんは忙しくて食事を急いでしまいませんか?

急いで食べると一緒に空気も飲み込んでしまい、それがおならとなってしまうことがあります。

げっぷとしても出るので、げっぷが多い人は気をつけましょう。

実際におならの成分を調べた研究では、おならはほぼ空気に近い成分であることがわかりました。(ただし酸素は少ないです)

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0016508519336546


早食いの防止策としては、
「食事に20分は時間をかけましょう」
「1口に20回は噛みましょう」
と指導することで、お腹の張りが改善した人もいます。

最近おならが多くて気になるな、という方はぜひ試してみてください。



我慢したおならは口から出る?


都市伝説のようにこう聞いたことはありませんか?

社会生活を送っていたらいつでもおならができる環境とはいきません。

人と一緒の狭い空間や静かな状況、授業や会議中などトレイに自由にいけないこともありますよね。

そんな時我慢したおならは巡り巡って逆流し口からでていくか?
結論から言うと、そうではありません。

お尻の括約筋を意図的にしめることで、一旦は腸内に戻されますがほとんどはそのまま腸に残っています。

一部水素のみは腸管から吸収され肺に到達し吐く息に混ざって口から出るようですが、水素はにおいがありませんので、口から出たところで心配の必要はありません。

おならは生理現象。

我慢し続けるとお腹が張ってしまうので、よきところで出してあげましょう。



以上、おならのなぜ?についてお伝えしました。

おならは大切な健康指標です。

匂いだけでなく、将来は匂いを測定するだけで腸内環境が判断できるかもしれません。

忙しい食事や早食いもおならの原因ですので、時間をかけてしっかり噛むことを心がけてください。

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