- 腸活の次のステージが始まる!消化器病専門医が驚愕の新常識を伝授!-
「不腸」から脱却して今よりもっといい腸になる、腸活は次のステージへ。
腸活はすでに身近なものになっていますが、その方法は常に進化しています。
本記事では、新たな腸活の常識を発信する消化器病専門医としてのアドバイスを紹介します。
驚きの研究結果や実践的な情報を含む内容で腸活をより効果的に行うためのポイントや注意事項について解説します。
腸の健康に関心のある方や、腸活をもっと充実させたい方は、必読の記事です!
今回のコラムでは、腸活におけるビタミンの効果、そして腸内細菌の多様性や全体の環境づくりの大切さに焦点を当て、健康な生活を送るための新しい常識を探ってみましょう。
ビタミンと有用菌の驚きの相乗効果!
美容や健康の維持に欠かせないビタミン。その中でもビタミンC、ビタミンB2、B6は人間にとって有用な腸内細菌を増やしてくれる作用もあることがわかっています。
さらにこれらの有用菌は人が作ることのできないビタミンを作ってくれます。
腸活を意識する際にはビタミンの摂取も同様に重要です。
毎日の食事に意識的にビタミンを含むものを取り入れましょう。
ビタミンCを多く含む食品
・赤ピーマン
・芽キャベツ
・ブロッコリー
・キウイフルーツ
・いちご
ビタミンB2を多く含む食品
・豚・牛レバー
・アーモンド
・チーズ
・卵
・納豆
ビタミンB6を多く含む食品
・かつお
・まぐろ
・鶏ささみ
・ごま
・バナナ
菌活ブーム到来!究極の有用菌活性化法とは?
大豆イソフラボンから腸内細菌が作る注目の成分「エクオール」。
女性ホルモン(エストロゲン)によく似た働きをすることが知られており、美肌効果や骨粗しょう症予防、更年期症状の改善などが期待できる成分です。
しかし大豆食品を食べれば誰でもエクオールを作ることができるわけではなく、エクオール産生菌がいないと生成できません。
50代女性では50%程度が保有しているといわれますが、食の欧米化などの影響で20代ともなるとその保有率は20%程度と推測されています。
エクオール産生菌の有無は産婦人科などで受ける検査や最近では市販のキットなどで受けることができます。
すでに検査を受けて自分にはエクオール産生菌がいるから安心、と思っているそこのあなた。安心するには少し早いかもしれません。
エクオール産生菌を持っていても、腸内環境全体がいい状態でなければの上手に活性化できないのです。
エクオール産生菌がよく働く人は、緑黄色・淡色野菜、海藻・根菜・キノコ、大豆食品などをよく食べる習慣があるといわれています。
逆に喫煙や外食が多く、便通になんらかの不安を抱えている人はエクオール産生能が低いことが多いといわれています。
お腹の中の有用菌を最大限に生かしてあげるために、その菌が過ごしやすい環境づくりにも重点をおきましょう。
もう「善玉菌」だけじゃない!最新の腸内細菌事情!?
”善玉菌””悪玉菌”という概念は実は日本だけのもの。
確かに菌の作用をイメージしやすい呼び名ですが、悪いとされてきた菌やあまり意味のないとされた菌も、最新の研究で人間によっていい作用があることも明らかになりつつあります。
それぞれの菌にいろんな作用があるため、腸内細菌の多様性があるほどその効果が得られるであろうと腸活は多様性を重視する時代へ変化しています。
しかし現代の食事では過度な加工品などが多く、菌の多様性が減りつつあります。
たとえばミカンをむいて食べれば周りについたたくさん細菌が体に入ってきますが、加工されたミカンジュースではほぼ細菌は入ってきません。
調理は少し面倒ですが、加工されすぎたものだけに偏らず土つきの野菜を調理したり、1日の食事でいろんな種類の食品を取り入れる工夫をしてみましょう。
以上、新たな腸活の常識を紹介しました。
腸内細菌の多様性が健康への秘訣であり、菌活ブームも到来しています。
食事には加工品に偏らず、変化に富んだ食品を取り入れてみましょう。
腸の健康に関心のある方、腸活を充実させたい方は、ぜひ本記事を読んでみてください。
引き続き、他の記事やnoteの更新もお楽しみに!
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