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良いことばかりの人生なんてきっとなくて。悲しみや苦しみが、人生をより味わい深いものにしていく…。

1カ月も前の話題で恐縮ですが
今年の24時間テレビ
久しぶりにじっくり観ました。

魂の年齢が高いお子さんが
たくさんいらっしゃるなあと
感じました。

聖人君子のような
ある種、悟ったような

なぜこの年齢で
そこまで達観した見方、考え方が
出来るのだろう
驚きと共に感動さえおぼえました。

そして
そんな子どもたちの姿に
私の方が励まされ勇気づけられました。

実年齢と
魂年齢はやはり違うのだな
と感じました。

さて、
今の私は、
年齢的にも更年期障害かな
そう思えるような
心身の不調が若干ありまして。

それに加え
どうやら
さなぎの時期
でもあるらしくて。

ここ何か月間か
抜け殻のような状態が
続いていました。

そんな自分に
いいよ
と心からから言ってあげられる時と
そうでない時があって。

正直
24時間テレビを観ている時は
自分が情けなく思えました。

でも
ランナーの兼近さんにも
闇の時代があったように
やっぱり
私にとって
この抜け殻のような時期も
必要な時なのだろうな…
そんな風にも思いました。

今のこの時期を
しっかり味わうことで
この先の未来が
輝いてくるのかもしれません。

例えば
体が不自由な人たちが
体が思い通りに動かない苦しさや辛さ、
絶望と引き換えに得たもの…
それは
彼らにしか得られない
彼らにしか
見ることのできない世界であって。

人に感動を与える人たちは
きっと
それと同じくらいの
悲しみや苦しみを
知っているに違いありません。

その宿命を知った上での今世…
そうであるならば
どんな人生であれ
それが彼らが選んだ人生で
彼らにしか生きられない人生
なのだろうなと思います。

仮に、兼近さんが
強豪校の推薦を受け
高校に進学という道に進んでいたら
その後の彼の人生は
どうなっていたのでしょう…
果たして
順風満帆に進んでいったのでしょうか…

たくさんの人に笑顔を届ける

それが
彼の生まれてきた意味だとしたら
あの闇の時代を無くしては
ここまで深い愛を
届けることが
できなかったのかもしれません。

喜びや幸せだけの人生
そんな人生はきっとなくて
悲しみや苦しみを知ってこそ
対極にある
喜びや幸せを感じることが出来る…

そして
極まれば極まるほどに
対極のものも大きくなっていく…

そう考えると
すべての出来事に意味がある
そう思えてきます。


17年前
私のおなかの中で
小さな命が息絶えました。

妊娠9カ月でした。

私は死んだ娘を産みました。
死んだ娘を
この腕に抱きました。

小さな娘は
小さな小さな骨になりました。

娘の命が
もう元には戻らないことを
受け止めなければなりませんでした。

深い暗闇に落ちていくようでした。

でも、のちに
私はこの出来事に
感謝できるようになりました。

これまでの人生には
たくさんの別れがありました。

辛いこと悲しいことも
たくさんありました。

でも、それらは
出来事のほんの一面であって
それらの別れや悲しみの裏側には
同じくらいの喜びや幸せがありました。

出来事の一面しか見なければ
私はいくらでも
自分を不幸にすることが出来
苦しみの人生を選択することも
出来たでしょう。

でも、ある時思ったのです。
私はこの命を
幸せになるために使っていきたい
そして、私の幸せが
周りを灯していけるような
そんな人生を生きていきたいと。

娘やピーすけ、主人、家族
人生で出会ったたくさんの人たちが
教えてくれたのです。

どんな時も
私は愛と共にあった
そしてそれはこれからも
変わらないのだと。

『私の人生の原点』より

人生に無駄なことは
一つもない…
私はそう思います。



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