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参考にした本たち
2024年6月22日より、銀座 蔦屋書店にて個展を開催しております。
▶︎銀座蔦屋書店 展示案内
今回は制作中に参考にした本たちと本屋さんをご紹介いたします。
①Biombo 屏風 日本の美(海月文庫)
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展示について考えるとき、今回は
書店で行う展示ということでストーリー性、絵と絵の流れのある構成にしたいと思いました。そのことで最初に手にしたのが屏風の本でした。
展示構成についてはこちら
②東山魁夷 生涯と作品(大垣書店)
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絵を描いている時に、
・流れを大切にしたい
・落ち着いた日本的な色彩を絵に含めたい
と思い、高校生の時に見た東山魁夷の作品を思い出し、近くの書店に駆け込みました。
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例えばですが、この作品の服や空間は少し渋めで落ち着いた印象を持たせました。
服は歩いていけそうな景色のように巡り、空間は奥行きのある、モヤモヤした空のように描こうを思いました。
③異邦人たちのパリ(言事堂)
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長野に行った時に立ち寄った言事堂さんで画集をゲットしました。
言事堂さんは沖縄から移動してこられた美術系の古本屋さんです。
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筆致の美しい作品の載っている本を探していました。
こちらの本はパリにやってきたアーティストたちの本で、タイプの違う作品がたくさん掲載されていました。
特に参考になったのは「ソニア・ドローネ」でした。
ドローネという名前は知っていたのですが、ドローネは夫妻で作家をしていて
ソニアさんは妻の方、旦那さんの方しか今まで知らなかったので
こんなに美しく楽しい作品があるのかと驚きました。
④ソニア・ドローネ展(悠久堂書店)
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後日ソニア・ドローネさんのみの作品集を購入しました。
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特に反映されたのはこの作品だと思います。
色や形が反響して語っていく、育っていくように描きました。
⑤sonia delaunay alfabeto(徒然舎)
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アトリエの近くの美術系の古本屋「徒然舎」さんにもソニア・ドローネの本があり、購入しました。
絵は絵、字は字とどこかで思っていた心を打ち砕かれた気持ちになった本でした。
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言葉のように、絵も主張していいのだと、直感で感じ、この作品は描きました。
⑥白髪一雄 Kazuo Shiraga: A Retrospective(nostos books)
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白髪さんの作品は好きでしたが、資料としてと元になかったので購入してみました。
一番参考になったのは、絵の具を大量に絞る姿でした。
描いているとだんだん自分が使う量がわかっていき、必要最低限しか出さないようになっていましたが、この姿を見て、自分の頭だけでは測れない、絵とのやり取りが必要なのではないかと感じました。
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また、nostos booksさんでは「テリムクリ」というお香も買いました。
京都の両足院さんのお香を買ってからお香にはまり、こちらも試してみました。
箱が文庫サイズになっていて、10分ごとにグラデーションで香りが変わっていく、
読書時間にぴったりというお香でコンセプトが素敵だなと思い買ってみました。
煙が美味しくて、制作を始める最初に気持ちを切り替えるために使っています。
砂時計のように、時間の流れが視覚でわかるのも良いところだと思います。
⑦サム・フランシス
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元々持っていた作品集で、最終的に参考にするのはいつもサム・フランシスのように思います。
自分の絵の色合いにはどこか、彼の作品が含まれているかもしれません。
⑧番外編HOCKNEY ON PHOTOGRAPHY(徒然舎)
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徒然舎さんに行ったらこの本があったので衝動買いしました。
多視点を写真で表現した、技術的な気持ちよさがこのシリーズにはあると思っています。
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最後に:展示のお知らせ
毎日たくさんのお客様に囲まれて、絵が過ごしています。
どうぞお気軽にお越しください。
工藤千紘個展「Beyond the Excuses」
2024 年 6月22日[土]-7月12日[金]
※営業時間は店舗HPをご確認ください。
銀座 蔦屋書店 アートウォール
主催:銀座 蔦屋書店
協力:株式会社タグボート
銀座 蔦屋書店 東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F
https://store.tsite.jp/ginza/
展示詳細
https://store.tsite.jp/ginza/event/art/41009-1017520614.html
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