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銀座蔦屋書店の展示構成と制作過程

今回の展示に向けて、
展示構成→絵の構図
の順で考えました。

書店、喫茶店の前の展示スペースで、ということで
人々がストーリーを紡いでいく様子を浮かべました。
それから漫画のコマのような構成にできないか考え、研究。
上にかかる作品と、下の作品とが響き合うような構成を考え
絵コンテを描き、それを元に自分をモデルとし、写真を撮りました。

その写真に普段撮影している写真を重ね、資料とすることにしました。
このことで人物の背景になんらかのストーリーを感じさせることができる、
また、風景をより感じさせる色合いを得られるのではないかと考えたからです。

①写真資料

②水彩

前回の「タグボートアートフェア」では作品資料からそのまま油絵を描きましたが、
写真通りではなく、より自分の感覚を取り入れるために
今回は絵に取り掛かる前に水彩で描いて、それも資料に加えました。

③展示構成

そうして、展示構成を考えていきました。

さざめき

完成した作品はこちらです。
木の葉の擦れ合う音が聴こえてくるように描きました。

展示タイトルについて

展示タイトルの「Beyond the Excuses」は「言い訳を越えて」。
言葉でいろいろ説明するよりも、絵で表現できたら、と。
それを展示のトータルで表現したいと思いました。

是非実際に観ていただけましたら、幸いです。

工藤千紘個展「Beyond the Excuses」
2024 年 6月22日[土]-7月12日[金]
※営業時間は店舗HPをご確認ください。
銀座 蔦屋書店 アートウォール

主催:銀座 蔦屋書店
協力:株式会社タグボート

銀座 蔦屋書店 東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F
https://store.tsite.jp/ginza/

展示詳細
https://store.tsite.jp/ginza/event/art/41009-1017520614.html

おまけ

黒い台の上の、絵の三角台も自分で作ったのでした。

ダンボールと壁紙でできるだけ綺麗にと作りました。試作品を作ったりと、なんやかんやで2〜3日かかりました。
展示ギリギリまで気が抜けなかったけど不器用ながらぼちぼち綺麗にできて満足です。

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