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#3 2019年の私

最近嬉しいことがあった。

旅もしたし、ジムも再開して毎日体も動かせている。

仕事でちゃんと自分なりにやりがいを見つけることが出来たし、自分の周りの人間もみんな幸せそうに生活している。

去年の今頃は、本当に毎日泣いたり苦しい思いをして過ごしていたなと思い返したので、思い出が薄まっていく前にnoteに綴っておこうと思う。

2018年 留学から帰ってきてから

アメリカで半年間の留学生活を経て帰国すると、自分の価値観が本当に、すっかり変わってしまっていることに気付く。

よく、「海外から帰ってきた人あるある」みたいなやつで、留学先の話ばかりする人、とかなんとかってあるけど、まさにそんな感じ。

というか、自分が日本で”当たり前”だと思っていたことの多くに違和感を感じるようになってしまっていた。

中学校の頃から、客室乗務員になりたいと思っていた夢も、

もっと広い世界を見に行きたい、知らないことが知りたい、勉強したい、世界中の人と交流を通じ、価値観をもっともっと広げていきたい

そんな想いから、すっかり薄くなってしまって、将来は何を目標に生きようと必死で探し始めた。

2019年 大学4年生が始まって

目標、やりたいことを模索しながら、自分が関心を持ったものをとりあえず挑戦してみた。

もっと自分が知らなかった世界を学びたい、と知的好奇心を擽られた国際開発学で、卒業後は修士を取ろうと試みたり、

学生のうちに海外に出て就労経験を積んでみたいけど、何か方法はないか探してみたり、アプライしてみたり、

開発、地域創生にも関心があったからインターンシップに応募してみたり、

色んなことを試してみては、自分が好きか嫌いか、得意か不得意か、関心が続くかそうじゃないかを試行錯誤しながら毎日頭を抱えて悩んだ。

第一回目の就活が始まって

3月になり、就職活動が一斉に本格化し、自分は大学院進学の勉強、海外で就労できる機会がないかどうかを探し、同時に周りと一緒に就職活動にも取り組んだ。

毎日自分なりに頑張っていて、面接で断られては自分の甘さを実感し、自分と向き合う、そんな日々を過ごしていた。

段々と落ち込むようになっていったのは、日々変わる思考をアウトプットするために話していた頼りにしていた教授と友人に言われた言葉がきっかけで、

「そうやって気分屋でやりたいことを変えているの?」

「(私の)適当なところ、なおしたほうがいいよ」

自分自身を模索する中で、たくさん悩んで頑張っていたから。

ああ、他人からはそうやって見えてしまうんだなって自分を始めて客観視できて、優柔不断な私に嫌気がさした。

それと同時に、人に自分が挑戦したいことや、やりたいことを話すのが億劫になってしまった。

時間が経って、目標ややりたいことが変わったら人からの信頼を失うのかな、と、このことがあってからしばらく、思考を自分自身の中で留めておくようになった。

失敗をしても、休んでも良いんじゃない?

あの時の自分は、確かに行先不透明過ぎて、手探りであっち行ったりこっち行ったりしていたから、話を聞いているほうもうんざりしていたのかもしれない。

だけど、苦しい時間を越えて、一歩後ろに下がって去年の自分を見てみると、別に急がなくてよかったじゃん?と思う。

だんだん変わってきてはいるけど、日本では卒業したら就職をするのが一般的。

職業にブランクがあると、休んでいたの?手を抜いていたの?というような目で見られることもある。

一旦立ち止まって、自分がいるところを見つめ直したり、どんな未来を描いていきたいかをゆっくり考える時間があってもいいんじゃない?と思ったりもする。

人生セカセカして常に周りの目を気にし続けないといけないって、すごく窮屈で疲れてしまうと思うんですよね。

おわりに

ここ一年で、本当に自分自身と深く向き合うことが出来た。

自分がどんなことが好きで得意で、どんな人と一緒にいたくて何がしたいのか。

一年間考え込むことが出来て、心も落ち着きポジティブになった。

周りの目をほとんど気にしなくなった。

自分の意志なしに”常識”にただ従うのは辞めた。かつての常識を常に疑ってみることが習慣化された。

他人からの評価で保つ承認欲求ではなくて、自分の心身の幸せのためにフォーカスできるようになった。

ハワイは、これらのための時間にぴったりな場所だったかもしれない。

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あと2か月で離れて、また日本で学生生活に戻ると思うと、ワクワクする。

どんな違った視点で世界が見れるようになっているのか、どんな友達とどんな話が出来るようになっているのか。

もし行き詰って悩んでいる友人や後輩がいたら、自分のペースで探せばいいんだよってちゃんと彼らの意志を受け入れて背中を押せるような人間になろう。

社会がもっと寛大な心を持ったら、もっと素敵な世の中になると思うな。


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