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今年もお世話になりました。

 『in my room』の動画内での私の立ち位置は、文房具に対して時にはマッドサイエンティスト並みの改造をしたり、時には親バカ並みに愛でたりしている三瀬さんを「さいですか」と軽くあしらいつつ冷めた目(三瀬さん曰く「人の死を多く見てきた目(比喩)」)で見守るという役目を担っています。

 ただ、視聴者さんとTwitterなどで繋がると、当然『in my room』を懐広く温かい目で見守って下さる文房具愛に溢れた方々が多いので、日常でも「こんなノートやペン使ってる」というのがアップされているのを目撃するわけですよね。それを見ていると、人って不思議ですよね。それに興味を持ち出すんです。

 瓶とか革とか、ちょっとラグジュアリー感のあるものが好きなんでしょうね。インクとかトラベラーズノートとか、瓶の入れ物に入った綺麗なインクや、経年変化の楽しめる革。惹かれないわけが無かったんです。でも、現実的な部分の私が「買ったところでそれは本当に使うの?上手く扱えるの?」と問うてきます。確かに値段も決して安くは無いので、気持ちが揺らいでなかなか手が出せなかった。


 Reise Tascheというお店が松山にあります。雑貨屋店と文房具店が融合したような、「旅」をコンセプトにした品々が置かれているお店です。そこの店長さんが愛用しているノートたちがもう、なんというか、凄く「自由」だったんですよね。
子供の頃の、のびのびした感性がそのままというか。それは決して雑とか幼稚とかそういう意味ではなく、年齢を重ねるごとに増す虚勢とか見栄というものがない、自分で自分を圧迫したり偽ったりしていないような、そんなノートたち。

 「バレッドジャーナルはこうしなきゃ」とか「デコるなら綺麗に可愛くしなきゃ」とか、そんなの誰が決めた訳でもないのに、SNSで情報を仕入れやすくなった故の弊害というか、「みんなこんなに出来てるのに、なんで自分は…」と勝手に比較して勝手に落ち込む要因を増やしてしまっている。それで思った通りに出来ないから触らん方がマシと遠ざけてしまう。

と、思うのがちょっと馬鹿馬鹿しくなるぐらいのびやかなノートたちに触れると、急に欲しくなっちゃったんですよね、トラベラーズノート。(まあ最初の最初のきっかけは三瀬さんの財布運用動画がきっかけではありますけども。)

Reise Tascheでは購入後に、めちゃくちゃ丁寧に品物を包んでくれます。この時はクリスマスシーズンだったので、ベーシックなものとクリスマスバージョンの2種。

レギュラーサイズ(青)とパスポートサイズ(茶色)

「トラベラーズノート仲間が増えて嬉しいです。この子たちの旅立ちの日なので、お包みさせて頂いてもよろしいですか?」と仰いながら、トラベラーズノート達を包んで下さいました。もしもトラベラーズノート買うならここでと思っていた分、自分のことのように喜んで貰って凄く嬉しかったです。寧ろ貰いすぎなくらいな気分。

 現在、パスポートサイズは財布として、レギュラーサイズはスケジュール管理とジャンルフリーの落書き帳としてそれぞれ持ち歩いてます。
 元々長財布を使っていた身としては、ちょっとしたポケットやカバンにスッと入るのはやっぱりストレスフリーだし、手帳も触れば触るほど愛着湧くので、スリムサイズだけど今のところは不自由無く使えてます。まあまだ1ヶ月も経ってないので、何か気づけるとしてももう少ししてからかなぁ。

 そんな感じで、今は文房具に触れるのが楽しい時期です。日々変化していくのだろうけど、来年もこんな風に触れれたらいいなと思います。来年もよろしくお願いします。(✳︎動画内での温度は多分変わりません。)

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