マガジンのカバー画像

超絶ポエマー

13
運営しているクリエイター

2020年6月の記事一覧

台詞

蒸し暑い季節になると思い出す 「もとはと言えば、君のせいじゃないか。」 白いTシャツの代…

工藤鈴
4年前
13

思い出と夢のスキマ

誰かに横取りされたアレを、取り返そうと思う 別にあたたかくも冷たくもなくって ただ、涙が…

工藤鈴
4年前
10

風化する私

昨日書いた言葉を使うのは なんとなく時代遅れに感じた。 だって、二人は何もかもが違う。 …

工藤鈴
4年前
6

若者

田舎に住んでいたあの子は何故かキラキラしていて、一生踏み入れないであろう世界に、羨望の眼…

工藤鈴
4年前
5

忘れて花束

悲しみが足りなくなると、あの日の君を探した。 あの子は悲しい歌ばっかり聴いてた。 忘れて…

工藤鈴
4年前
5

夜漁り

フラフラしていても、真っ直ぐ歩けてしまう そんな自分が可愛くなくて、なんか愛おしかった。…

工藤鈴
4年前
12

アイドル

私は、キラキラしたあの子たちが嫌いだった。 一生懸命踊って、汗を流して、いつも笑顔で、応援される 前世でどんなことをして生きていたのか どんな心情であのテレビに映っているのか 何もかも、私には意味がわからなかった。 誰かに好かれたいと思った時 何も行動してこなかった自分に気が付いた。 あの子たちを妬んだ自分を悔やんだりもしたけど、 初めて生きる希望ができた。 課題ができたとはいえ、 まだまだ苦しくて、悔しくて、虚しかった。 あの衣装も、声も才能も全部、

女の子

ゆるやかに、そして確実に過ぎていく日々。 ずっと消えてくれないあの子の視線と、変わってし…

工藤鈴
4年前
57