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セルフトークは〇〇が大事!ジョジョ界の偉大な兄貴の名言から学べ!!

※注意……サムネイルは画像生成AIで作成したものです。


こんにちは、ほうりです。

今回は、超有名な少年漫画「ジョジョの奇妙な冒険・第五部~黄金の風~」に出てくる暗殺チーム屈指の人気キャラ、プロシュートの兄貴からセルフトークの極意を学びましょうというお話です。

いきなりで申し訳ありませんが何を隠そう私は、ジョジョの奇妙な冒険が好きです。

ジョジョには様々な名言を持つキャラクターが登場していて、漫画の名前やキャラクターを知らなくても『あっ!この名言聞いたことがある!!』という人は結構います。

かくいう私もその中の一人でした。

そんな名言の宝庫のジョジョ界において、ジョジョの三大兄貴と呼ばれるキャラの一人・第五部に登場するプロシュート兄貴の名言は群を抜いて有名ではないでしょうか?

このセリフにシビれて憧れる老若男女は後を絶ちません。
しかもルックスもイケメンです。

そして実はプロシュート兄貴を代表するこの名言、マインドコーチングを行う上では、超見本として使えるセルフトークに化けるのです。

というわけでさっそく本題に入っていきます。


セルフトークは敵にも味方にもなりえる

その前に、セルフトークについて軽くおさらいしていきます。


セルフトークとは1日に4万~6万回発せられる自分自身に対して話しかける言葉や考えのことを指します。

例えば、テスト前に「大丈夫、頑張れる!」と自分に言い聞かせたり、ミスをしたときに「なんでこんなことしちゃったんだろう」と考えたりすることがセルフトークです。


口に出す独り言だけではなく、心の中で思ったこと、無意識のうちに考えたことも含めてですが、その量は決して少なくはありません。

一日にそれだけの量のセルフトークが発生しているのなら、
その大部分が

  • 「どうせ私はダメだ」

  • 「また失敗しちゃった」

  • 「こんなこと無理に決まってる」

というような自分を卑下するものばかりだとどうなるのでしょうか?

自分への評価はダダ下がりな上、ネガティブな感情に始終支配されたままで、下手をすれば未来も希望も見いだせない人生を歩む危険性があります。


脳は良いも悪いも関係なく、
リアリティがある方へホメオスタシス(恒常性維持機能)が働きます。

そのことを知ってか知らずか、プロシュート兄貴は自身の弟分であるペッシがネガティブな自己評価を下した際は、こんな言葉を彼にかけています。

オレはオメーを信じているんだ

オレがさっきお前を怒ったことなら「自信を持て」

「自信」を持っていいんだぜ!オメーの能力をよォー

集英社文庫『ジョジョの奇妙な冒険』33巻より



この兄貴の言葉によりペッシは、物語のキーアイテムである亀を発見し、大いなる成長を遂げることになりますが、色々語ると滾って長くなってしまうので割愛します(笑)。


つまり兄貴はペッシの
「勘が悪い」
「期待しないでくれ」
というセルフトークによって彼自身の才能を埋もれさせないように、グッドタイミングでフォローしました。

n巡した世界軸では、スパルタながらも腕のいいプロコーチとして名を馳せているに違いないくらい、兄貴のコーチングスキルはすごいと思います。


実際に兄貴にコーチングの手ほどきをしてほしいですが、兄貴は現実にはいませんし、いたとしてもペッシに掛かりっきりだと思います。

なので現実世界を生きる我々は、プロシュート兄貴のスキルを自分の物にするしかありません。

ゴール設定に向かない意外なセルフトーク


プロシュート兄貴のコーチングスキルをモノにする前に確認しますが、
ゴールを設定する時に使うセルフトークって「〇〇したい」「○○が欲しい」という言葉を使っていたりしませんか?

実はこれ、ゴール達成とは程遠いセルフトークなんです。

例えば仮に「お金が欲しい」というゴール設定を立てたとします。


すると脳は

「お金が欲しい」

「ん?今はお金が無いってことだよね?」

お金が無いのが自分らしいんだから変わらなくてもいいじゃね?」

という、ぶっ飛んだ解釈をします。


心の底から巨大なお世話な解釈の仕方ですが、
なぜこんなことになるのかというと、脳は良いも悪いも関係なく、リアリティのある方になびきやすい性質だからです。

そしてその現状を維持し続けるため=生存本能を働かせた脳は、
ホメオスタシス(恒常性維持機能)を発動させ、コンフォートゾーン(自分が慣れ親しんだ現状であり居心地のいい空間)からの脱却を阻みます。


つまり脳は、

(現在お金がないから)お金が欲しい
(現在デブだから)痩せたい
(現在しがらみだらけで不自由な生活を強いられているから)自由に生きたい


といった風に、()内の状況を変えたいけれど、()内の方が慣れ親しんだ現状なので、そこから脱却させまいと働いてしまいます。



ちなみに
「〇〇できる」も同様に、
「現在〇〇できていない」ことを強く肯定させ、
「ならそれが自分のコンフォートゾーンなんだし、変わらなくていいよ」
というように無意識が判断を下しますので、お勧めできません。


じゃあどんな言葉を使えば良いのよ!?
とお嘆きのあなた。


それを打破するセルフトークが
プロシュート兄貴を代表する名台詞
『ブッ殺すと思った時、既に行動は終わっているっ!』になるわけです。

ゴールにリアリティを持たせて、なおかつ妄想で終わらせないセルフトーク


ゴールを達成するために積極的に使っていきたいセルフトークは、ずばり「現在進行形」です。


脳は無意識のうちに
「〇〇したい」⇒「✖✖したいけどできていない」
「〇〇できる」⇒「✖✖できていない」
というセルフトークの裏にある現状をコンフォートゾーンだと勝手に解釈するということを先述しました。


その脳の特性を逆手に取ったセルフトークが
「〇〇している」という現在進行形のものなのです。


つまりこの
「〇〇している」という
セルフトークにリアリティを持たせれば持たせるほど、
今起こっている現状に脳は「あれれ~?おっかしいぞー?」と違和感を覚えます。

「今お金に困らない生活をしているのに、どうしてお金に困っているのかなー?」

「今、着たい服を好きなようにおしゃれに着こなしてハッピーな生活をしているはずなのに、どうしてふくよかな体型を隠すような服ばかり来て不幸せな顔をしたまなのかなー?」

「今、どこに行くのも何をするのも自由な生活を送っているのに、どうしてしがらみだらけの中で生きているのかなー?」

等、リアルなゴール側の自分と現状との間にギャップを生み出します。


するとどうなるか。


生み出されたギャップを埋めようとするモチベーションが働き、現在進行形でゴールを達成している自分の方に戻っていくことになります。


プロシュート兄貴の名台詞はまさに、ゴールを達成するのに欠かせない現在進行形のセルフトークになります。

これを自分のゴールを達成するためのセルフトークに書き換えると、、、


「お金が欲しいと思ったのならっ、その時既に食うに困らないだけのお金は手元にあるんだっ!」

「痩せたいと思ったのならっ、その時既に痩せておしゃれな自分になっているんだっ!」

「自由に生きたいと思ったのならっ、その時既に金も行動も縛られない世界で生きているんだっ!」


こんな風に、プロシュート兄貴の台詞をそのまま、達成しているゴールに相応しいセルフトークに置き換えてしまえばいいのです。

時には挫けてしまいそうな時もプロシュート兄貴の名言で乗り切れる!

ここから先は私の過去の話になります。

毎日毎日好きでもない仕事をし、体重が97㎏という超巨体を引きずりながら、唯一の趣味である二次創作も全然楽しめないと、人生に何も希望を見いだせないまま生きている中、マインドコーチングを知ったのは40歳を迎えた時でした。

その時の衝撃は計り知れない物であり、脳の使い方に才能も何もあったもんじゃない!今すぐ変えて見せる!!と意気込み、セルフコーチング(マインドコーチングを自分で行う)をやり始めたはいいですが、


40年間脳の特性を知らず
マインドコーチングのマの字も
セルフトークのセの字も知らなかったため、

マインドを書き換えて痩せているゴール側の自分で日々を過ごすのに疲れた時もありました。


「どうせ自分は痩せられるはずがない」

「どうせ自分は冴えないデブのままだ」

「どうせ私は一生逆カプや地雷カプに対しての恨みつらみを抱えて、一生誰かを憎みながら生きていくんだ」

「どうせ私なんかが幸せになれるはずなんてない」


というネガティブなセルフトークも出てきてしまったときもありました。


しかしそんな時こそ、プロシュート兄貴がペッシに向かって言った名言を自分自身にかけるよう心掛けました。


「私は私を信じているんだっ!」

「さっき思ったことは私らしくない!」

「私はもっと自信を持っていいっ!」

「もっと自信を持っていいんだ!」

「私なら何だってデキるッ!!」


と、かなり強引ですがプロシュート兄貴の名言の型にはめ込んだセルフトークを繰り返し、今はめちゃめちゃ楽しい人生を歩んでいます♪

大事なのはネガティブなセルフトークが出てきたら、まずは受け止めて、じゃあどうするかを考える

人類の歴史上、脳は危機的状況を回避するためにネガティブな事象を受け止めやすいのと同時、ネガティブなセルフトークの方が湧き出やすい仕組みになっています。

そのためふとした瞬間にネガティブなセルフトークが出てくるのはある意味仕方が無いのです。

ですがそこで大事なのは、ネガティブなセルフトークをほったらかしにしてしまうと、脳が「やっぱりこの状況から抜け出さない方が良い」と判断してしまいます。

なのでそうしたネガティブなセルフトークが出てきたら

「そうか、そういう風に私は思っているのか」
とまずは受け止め、

「じゃあどうしたらいい?私??」
とか

「解決策を見つけ出さないでケツ捲くって逃げ出すなんて私らしくないんじゃあないか?」
とか

「もっと自信を持っていいんだぜ!私の能力をよォー!!」


といった具合に、自分自身を肯定するセルフトークをかけることで、脳の心理的盲点(スコトーマ)が外れて解決策が見つかりやすくなります。

更に強くモチベーションを生みだす、もう一つの兄貴の名言

さらにプロシュート兄貴にはこんな隠された名言もあります。


弟分のペッシが、仲間であるホルマジオとイルーゾォの敵を討つべく、しきりに「ぶっ殺す」を連呼していたのを咎めるために放たれた言葉。

『ブッ殺した』なら使ってもいいッ!

集英社文庫『ジョジョの奇妙な冒険』33巻より


これもまた、マインドコーチング的に考えると、
ペッシの「ぶっ殺す」発言は
”敵を倒せていない自分”を頑なに脳に肯定させてしまうことになります。



そんなペッシの考えを払拭するかのような
この名言の前には以下の台詞が入ります。

「ブッ殺す」…

そんな言葉は使う必要がねーんだ

なぜならオレやオレの仲間はその言葉を頭の中に思い浮かべた時には!

実際に相手を殺っちまってもうすでに終わってるからだッ!

だから使った事がねェーーーッ

集英社文庫『ジョジョの奇妙な冒険』33巻より


現状の外側の自分(ゴール)に臨場感を持たせるには、まさに兄貴の言う通りなのです。

実際にゴールが叶っちまっている世界の自分の言葉を前借りする


ゴール側の自分はやりたいことをやって、人に気兼ねすることなく好きなことを行い、身も心も懐も満足している世界で生きています。

その世界からすれば、お金に困らない生活をしていることも、痩せて着たい服を着こなしていることも、自由自在に生きていることも叶えられているのです。

そんな何もかもを叶えている自分が

「今月も金欠でカツカツです」

「太りすぎてて着る服が無い」

「同界隈の人間関係がとにかくしんどいのに抜け出せなくてツラい」


という言葉自体出てくるはずがありません。



どうしても現在進行形にするコツがつかめない場合は、
実際にゴールを達成しちまっている自分を思い浮かべて、
以下のようなセルフトークにしましょう。

「痩せたっ!」

「おしゃれになって垢ぬけたっ!」

「お金に恵まれ続けているっ!」

「自由な時間を手に入れてやりたいことをやり続けたっ!」


このようにすっぱりと言い切ることで
かえってゴールを達成した自分を強くイメージできますし、
その分現状とのギャップを埋めるモチベーションが働きやすくなります。

まとめ

というわけでまとめです。

  • セルフトークは1日に4万~6万回発せられる自分への話しかけや考え

  • ポジティブなセルフトークは自己評価を高め、ネガティブなセルフトークは自己評価を下げ未来への希望を失わせる危険性がある

  • プロシュート兄貴のようにポジティブなセルフトークを用いることが重要

  • ゴール設定では「〇〇したい」より「〇〇している」という現在進行形を使うと効果的

    • 現在進行形を使うことで脳が現状に違和感を感じ、ゴール達成に向けたモチベーションが生まれる

  • ネガティブなセルフトークが出てきたときはそれを受け止め、ポジティブなセルフトークに変えることが大切

  • プロシュート兄貴の言葉を借り、自分自身を励ますセルフトークを行うことで、現状の外側の自分(ゴール)に臨場感を持たせ、目標を効果的に達成できる



プロシュート兄貴は確かにペッシに厳しい場面もありましたが、
彼自身を否定することなく、
彼の才能を認めて、
彼を肯定し続けていました。


そんなプロシュート兄貴推しのあなたは、
彼の名言を心で理解した上で、
ゴール達成の足掛かりにしてみてはいかがでしょうか?


ジョジョシリーズは内容や名言が面白いだけではなく、コーチングの観点からすればめちゃめちゃ使える考え方やセルフトークがたくさんあるので、それを探しながら読めば、暗闇だった人生に対して進むべき道を切り開かれること間違いありません!!


ちなみに私は同人活動に対して迷い悩む人に向けたサービスも行っています。
よろしければご検討ください。


読んでくれて
ディモールト・グラッツェ!!

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